燃え盛る炎を見た

摩天楼の様に高く聳え立つ

大地が空に物言いするみたいで

周囲の人々がこぞって激情家になる

 

次の日 炎は消えていた

廃屋が灰になって

僅かな柱だけが黒く染まり残る

誰かの夢も 希望も 思い出も消えた

 

都会を歩いていると

心苦しくなる時があるのは歳のせいなのか

破壊と再生の永遠の循環の中で

湧き立つ蜃気楼を見ている