ド派手に転んだら
過去にワープした
砂場で遊んだ幼少期
誤って口に入った砂の不味さ
遠足で嚙んだ風船ガムの味
大きく膨らんだのは無邪気さ
砂浜ではしゃいだ青春の記憶
火傷しそうな足の裏の熱さ
砂場も 風船ガムも 砂浜も
日常から遠くなった今
私が転んで噛んだのは
何故か砂だった
毎日 毎日 砂を噛み続けた
そして砂が主食になった
痩せた身体は戦いを拒まなかった
光る砂をひたすら探した
たまには砂の中に隠れたかった
ヤドカリのように
ところで
砂の味って何だ?
本当はその「砂」じゃない事は
百も承知なのに

