夜空に満天の星が輝いている

星座の種類を語る僕は

知識をひけらかすようで

君との間に冷たい風が吹く

 

手をつないで

未来に何が起こるのか想像する

 

耳を澄ますと

泣いているような音が聴こえる

 

瞳をとじると

異国で暮らしているみたいだった

 

ずっと居たい訳でもなく

帰る言葉も見つからない

途方に暮れる訳でもなく

朝日を待つつもりもない

 

明日は少し冷え込む朝だから

風が冷たく感じたんだ

若葉が徐々に夜露を纏い始めている

 

沈黙に違和感を覚えない関係が

信頼性の証だって

立ち読みした本に書いてあった気がする

 

静寂に溶けてゆくのは

いつだって過去の事ばかり

二人の頭上で流れ星が

幾度となく空過していた

 

「そろそろ、帰ろうか」

「うん。」

 

僕の車はいつもよりふかしながら

君の住む街へと向かう