青信号で立ち止まってみたら世の中が見える

旅先の別れの言葉とは比にならない程

感情を無くす事は死ぬ事よりも切ない

言葉は猜疑心に包まれて運ばれる

この街が完成する前には樹木も同じだった

寿命を待たず倒れた彼らは人の暮らしを創った

文明は当たり前の制度の下に育つから

煙になって、遺灰になって、歴史に沈むだけ

 

信号機のない世界なら人の本性が見える

理性が働く三色の彩りは神様が与えた優しさ

熟れた果実が地面に落ちる様に

不条理は交差点に染み込んでは掃除され消える

真夜中、独り歩く君の為に照らす灯に

大人の涙が降りかかるかもしれない