退屈だからスマホをやめた

近所の本屋で嗅いだ新書の匂い

題名だけで浮かべる空想の世界

現金で何冊か購入した

 

空腹だからファストフードをやめた

近くのパン屋で味わった素朴さは

全身に染み入っていくようだった

公園の樹々が楽しげに揺れた

 

何かを提唱したい訳じゃなく

誰かに主義を見せるでもなく

たまには時間を身体で感じてみたいんだ

日が傾き家の灯りに浸れば

音信不通だった今日一日の事を

おそらく家族は心配するだろうが