夜だ!
天使を連れ出して
蛇行する川を下って行こう
壊れそうな思い出とユートピアを持って
偶然出会った猫も連れて行こう
見たことある道を逆戻り
それは今までの記憶の巻戻し
突然降り出した雨に打たれ続けて
着衣水泳をしている様な足取りで
ぬかるんだ草原のその先に見えた
鮮やかな光のトンネル
誰も呼んでいないね、後ろから
歓迎されているようだ、目の前で
天使が輪を頭から外して
冠みたいに預けてくれた
光の先にいつか見た風景が
瞳の奥にいつか流した涙が
夢の果てによく似た天国の扉は
真っ黒に塗りたぐられていた
