好きに埋もれた果実

盗むように軽蔑した

生まれる前の私に

“気づいて”とせがむように

 

恥ずかしく思えるほど

恋に落ちてた夜更け

君の声だけに呼応する

頼りなく響く孤独の音

 

大それた願い事を

叶うまいと敬遠した

生まれる前の私を

愚か者と憎むように

 

嫌いな大人になると

わかりかけてた夜明け

君の言葉だけに陥落する

切なく見える孤独の姿

 

好きに埋もれた果実

殺すように喰い尽くした

生まれる前の私に

“気づいて…”とせがむように