100億人の願い事には
時に純粋な想いがある
たまに不条理な想いがある
稀に理不尽な想いもある
全てを叶えてあげるのが私の責務なら
誰かを憎まずいられるのが人間だろう
たしかに 叶えてあげたいとは思っている
ただ 私にそれができるのなら
誰も愛さず生きるのが人間だろう
「好きな人と幸せになりたい」
「あの子の命を救ってほしい」
「無理難題から解放してほしい」
中には私に賄賂を手渡す者さえいる
だが 私にも願い事はある
「たまにはゆっくり眠らせてほしい」
そう 私にだって神様はいる
私は 私の神様に願い事をしている
