カタログで デートプランを選んでも

君が笑うとは 限らない

いつもより お高い服を着ていても

君が寄り添うとは 限らない

 

安いホテルの 入口に立ち

別れの場面を 予想する

小説の終わりを知ってて 読むように

言葉は 時に真実と噓を 孕んでいる

 

そんな僕に くれた口づけは

ちょっぴり 甘い香りがした

砂糖が 溶けていくように

悩み事など 消えてしまった