風になびく 旗の向こうに
青空を 積乱雲が漂う
昨日だったら この光景は
笑顔の君で 隠れていたよね
ぼんやりしてたら コーヒーが冷めた
ホットになるため 頼んだのに
飲み干したら ふと気がついた
「君にこの味を 飲ませていたんだな…」
僕の愛しいセリカよ
すべてのシーンに 君がいたことを
記憶のキャンバスに描けば
しずくが 色を透かす
愛した日々に そっとピリオドを
打った瞬間 スコールに打たれた
普通のことが 特別でした
たとえこの雨を しのいでも
僕が太陽になれるでもなく
ひと回り小さな傘をさす気もない
もっと愛しいセリカよ
誰のハートで 傷を癒やすのか
未来のチケットを 未練の
しずくで 湿らせる
(2013年6月)

