ピアノを 弾くように 横断歩道 渡った

喧騒に 紛れて 溶ける言葉 交わした

 

街の灯が 揺らめいている いま 何かに 怯えている

古い記憶と 重なっている 君の瞳に 住んでいる

 

「見えないものを 見ている視線は 君のくせだね」

と云って笑う 魔性の魅力に ただ 惹き寄せられていく

 

遠浅に 立つように 工場夜景を 眺めた

混乱に 乗じて ほどいた糸を 結んだ

 

街の灯が 揺らめいている いま 何かに 怯えている

既に消えて なくなっている 君の瞳に 住んでいる

 

「傷あと隠して 傷つく姿勢は 君のくせだね」

と云って笑う 気性の荒さに つい 突き放しながら

 

「核心ついて 惑わす言葉は 君の口ぐせだね」

と云っても無駄な 魔性の魅力に ただ 惹き寄せられていく