【昨日のビール】

ロング缶:2本 

レギュラー缶:1本

芋焼酎ロック:4杯

 

【昨日の実績】

自転車:×

筋トレ:×

お菓子断ち:×



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3連休の初日となった、2024年11月2日の土曜日。

あいにくの天気で雨が降ったり止んだりしている。この日、実は仲良くしていただいているブロガーさん、Lotusさんとある約束をしていた。


朝、14時に現地集合という取り決めをLINEで行った。目的地は電車で行けば結構乗り継いで1時間ちょっと、自転車も同様の時間である。普通なら、喜んで自転車で行くのだが今日は雨なので、その選択肢はなし。なので思い切って歩いて行くことにした。ざっと3時間程度の距離である。歩けない距離ではないぞ。


時計を見つつ、時間を計算して家を出た。今出れば、多少疲れて歩くペースが落ちても余裕で間に合うはずだ。幸いにも雨は傘がなくても何とかなりそうな降りかたである。防水の靴を履いて来たので水たまりも気にせず歩ける。よし、準備万端だ。


実はこの日、Lotusさんに二郎ラーメンを食べに連れて行ってもらう約束をしていた。私が生まれてからかれこれ55年が経つのたが、お恥ずかしながら二郎系のラーメンを一度も食べたことがなかった。二郎系ラーメンは行こうと思えばいろんな場所にあるのだが、なかなかチャンスがなかったし、なんとなく独特の雰囲気もある。ラーメンの注文の仕方もなんとなくローカルルールがあるようで、ウブで小心者の大酒飲みである私には少し敷居が高かった。


しかし、Lotusさんは二郎系ラーメン4段の腕前。初心者である私をアテンドしてくれるという、非常にありがたいお話をいただいた、というのがこの日の約束のきっかけだったのだ。


家を出て3分、ブルっと携帯がなったのでポケットから取り出してみる。LotusさんからのLINEだ。


「あそこの店は行くのが結構面倒臭いので、近場のあの店にしましょう」


おお!あの店か。二郎系の名店と呼ばれている店だ。了解しました!行先変更ですね。


返信したらとりあえず家に戻って、今一度LINEでLotusさんとやり取りをする。もうなんだかお腹がグーグー言いだしたので、もうちょっと早めに行きませんか?と勝手なお願いをしてみた。優しいLotusさんは二つ返事でご快諾。混んでるかもしれないけど今日は雨だから空いてる可能性もあるでしょう、という返事をもらい12時半の待ち合わせで決定した。



時間に合わせて家を出たら、キノコがたくさん生えた切り株が目に入った。これをたべて大きくなってピーチ姫を助けに行くぞ!



モノレールの下を通る。この辺りの道路は食べ物屋さんがいっぱいあって、それを見ながらブラブラ歩くとさらにお腹が空いてきた。



そしてなんだが気になるお店が現れたので立ち止まる。



見えづらいが、写真のようなものがたくさん飾られていた。よく見ると故安倍晋三首相である。一国の総理大臣がこんな小さな店に来たのか、と驚いてしまった。よく見ると今回の衆議院選挙で注目を集めた人が写っている。なるほど、そういうことか。



そして目的地へやってきた。行列はそこまでできていない。Lotusさんが言っていた通り、雨だからかな?ラッキーだ。


店の近くで待つ事5分。私が歩いてきた道と同じ道を歩いてLotusさんがやってきた。今日は白いTシャツにデニム、お決まりのサファリハットというお姿でニッコリと挨拶を交わした。


c「そんなに行列できていないですよ」


L「おお、それは良かった」


c「あのー、Lotusさん、二郎で注文する時ってなんて言えばいいんですか?」


私は一番気になっていた悩みの種を早々にうちあけた。


L「ああ、ラーメンが出て来る前に店員さんが『ニンニク入れますか?』って聞いてきます。そこで、ニンニクましまし、アブラマシマシ、野菜マシ、と、自分の好みを言うと、そのトッピングでラーメンがやって来ますよ。ここのラーメンの量はものすごいので小ラーメンにしましょう。それでも食べられるかな?」


Lotusさんが優しく丁寧に教えてくれた。なるほど、ニンニクのタイミングでトッピング注文だな、ヨシ。えーっと、私の場合はニンニクましの、アブラマシの、野菜マシかな?頭の中でイメージしながら注文のセリフを言った。「ニンニクまし、アブラまし、野菜ましでお願いします」イメージトレーニングOKだ。


まぁ、周りの人のラーメンの量を見て決めるとイイですよ。Lotusさんはそう言って店の中へと入って行った。



ドーン!

ラーメン二郎八王子野猿街道2店である。いつも店の前を通ると、ものすごい行列ができている店だ。最初は何の行列が分からなかったが、そのうち二郎系ラーメンだという事を知った。なるほどである。しかし、わざわざあんな長い行列に並んでまで、、、なんて思っていたが、今日はその行列にならぶぞ!



この店は先に食券を買ってから並ぶシステムになっている。Lotusさんに教えてもらった通り、小ラーメンをチョイス、1000円なり。前はもっと安かったらしい。



前に並んでいた若者がやっていたので、私も真似して看板と食券をパチリ。



ここからおおよそ45分待ちだそうである。この日はそんな事なかった。


順調に進んで20分ほど待っただろうか、店内に入ることができた。そこで5分ほど待ったらいよいよカウンター席に案内された。そして隣の若者が頼んだラーメンを見て驚く。ものすごい量のモヤシがてんこ盛りになったドンブリがそこにあるではないか。恐ろしくなってすぐにLotusさん確認を入れる。


c「あれって野菜マシですかね?」


L「そうですね」


一気に意気消沈した私は、野菜マシを諦める決断をした。あれは無理だ。カウンターでしばらく座っていると、気がきくLotusさんがセルフ形式の水を取りに行ってくれた。もちろん私の分まで取ってきてくれるそうである。ありがたや。私が1人になったその瞬間、カウンター越しの店員さんが私に向かってこう言った。


店「ニンニク入れますか?」


c「えっ?あ、はい、、、」


注文はそれで終わりだった。直後にラーメンがどんと出てきた。不意打ちである。ニンニクましましにできなかったではないか。クソーッ、と思っていると水を持ってきてくれたLotusさんが椅子に座った。


L「ニンニクましまし、アブラましで」


さりげなく、しかし力強く、清く、正しく、美しく、注文の儀が執り行われた。さすがである。



ドーン!

気になるラーメンのお姿はコレ。凄まじい量である。野菜は普通盛りなのにドンブリからはみ出しているぞ。



しっかりした歯応えで、ほうとうのようなふと平麺はドンブリの下に、これでもか!というほどの量が隠されている。これは手強いぞ。



そしてこのチャーシュー。いわゆる肉塊である。



絶対にひと口では食べられない大きさの塊がゴロゴロ底に沈んでいるのがわかる。



ほら、ゴロゴロ。



悪戦苦闘しながら、とりあえず野菜は食べ切った。あとは麺との戦いである。アチョー!



食べても食べても減らない麺。ああ、人生初のギブアップしちゃおうかな?もう胃がパンパンになっている。上から押し込むのは危険なので、体を右に左にくねらせて少しでも胃の中のラーメンが下に移動するようにした。



ウィーップ。完食だ。これで勘弁しておくんなまし。レンゲの上にあるのはアブラマシマシの元、豚の背脂だそうである。これは危険だ。


そして気になるお味はというと、スープはかなりコッテリ系の醤油とんこつである。家系ラーメンとは中枢の部分で共通する何かがあるような気がするが定かではない。ここの二郎ラーメンは豚の背脂がいい仕事をしていて、育ち盛りの我々中高年にガツンとコクを届けてくれる。野菜は温野菜になっていて薄く味がついている。もの足りなかったらテーブルに置いてある醤油ダレをかけて食べると満足する。そして肉。よくスーパーで売られている約20センチ程度の豚バラ肉の塊、これが一本くらい入っていると思われる。味もしっかり中までついていて、後半戦、胃の中の半分ほど占めているのではないか?と思わせるくらいの存在感が恐ろしかった。


とりあえず食べ終えた2人は汗を拭き拭き店を出ることにした。券売機の上を見ると、こんな張り紙があった。




いや、小ラーメンであの量なのに大ラーメンなんて食べるやついるのか?

店外に出てLotusさんと、この後の計画を話しながら歩いた。ちょっと一杯ひっかけに行きますか、ということになってバスに乗ることにした。そんな中、私の心の中ではひとつのキーワードが繰り返し聞こえていた。

「もうラーメン二郎はたくさん、もうラーメン二郎はたくさん」

ウブでお茶目な大酒飲みで大食いの私が言うのだからそうとうな量だったことをお察しいただきたい。しかし、翌日には「また、食べに行きたいなー」と思ってしまうから不思議である。常習性も半端ないようだ。

このあと、バスに揺られてある場所まだ行くのだが、ある人から連絡があって、Lotusさんとびっくらこいたのだか、長くなったのでその話はまた次回。たのしく美味しい話はまだまだ続くのである。



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今日は出社している。

特に飲み会などではなく、ちゃんと仕事に来た。

なので、通勤で疲れた体を癒すにはこれしかない

ビールをこよなく愛する皆さま

であるからして

やっぱり今宵も

キンキンに冷えたビールで

乾杯ッ!

なのである。
ムフフフフ。