【昨日のビール】

ロング缶:2本

レギュラー缶:1本

芋焼酎ロック:4杯

 

【昨日の実績】

通勤ウォーキング:〇(17900歩)

筋トレ:×

お菓子断ち:〇

 

世紀の一大イベント、ミレニアムな行事と言っても過言ではない年に1度の一大事、健康診断まで残すところ、ちょうど1週間になった。

 

団塊世代の二代目とほぼ同時期に生まれ育った我々中高年は、やれ高血圧だ、コレステロールの値が高い、肝機能の数値が悪い、血糖値も上がっている、尿酸値が気になる、膝が痛い、腰が痛い、痛風で歩けない、などという言葉をムンクの叫びさながらの表情で口にする。しかし、食べるものは相変わらず高たんぱく高カロリーで味濃いめ、激アマ、激辛、しょっぱいの、柿ピー、ポテチ、ケーキ、チョコレート大好き傾向を譲れず、ああ満腹、もう食えない、と言うまでとことん食べていたい。

 

ビールに日本酒、焼酎、ウィスキー、ワインは毎日飲む。寝落ちするまで飲みまくり、できれば休肝日なんて設定したくない。食べたらすぐに寝たい。満腹のまま横になりたい。膝が痛いから運動は少ししかできない、と甘えた言葉が大好きでもある。

 

しかし、そのような生活を繰り返していると必ずやって来る召集令状。健康診断の2週間から3週間後に恐るべき再検査の案内が届くのだ。最初はビビっていたD判定、E判定は当たり前となり気持ちの上では太っ腹、実際の腹も見栄を張ることなく太っ腹となって、反省、ダイエットを決意、三日坊主、開き直り、ヨッ!大統領!この太っ腹は一党独裁、延々と続くのだぞ。

 

 

ある日、自分が働く会社の中で選りすぐりの精鋭戦士と言える社員たちが会議室に集められる。聞けば産業医と面談をしなくてはいけないというではないか。恐れおののきながら借りてきた猫のように大人しくその先生の話に耳を傾ける。「節制」「適量」「腹八分目」「野菜」「繊維質」「休肝日」などという、今後の人生でできれば関わりたくない単語をコンコンと説明され「このままでは死期を早めるだけ」という脅し文句に撃沈、無残にも毛沢東、あ、蒋介石、あ、紹介状を書いてもらい大学病院の精密検査を受けることになる。

 

検査の結果はもちろん、ゆるぐことなく世界を一歩リードするくらいの先進的、前衛的、非常に優秀な生活習慣病患者という診断を下され、死ぬまで飲み続けることになるありがたい薬を胸に日々平穏な暮らしを夢見るドリームボーイな私がここにいる。

 

 

前置きが長くなった。私が今、夢と希望、世界平和と同じくらい強く胸に、いや、懐に持ち続けている薬は高血圧と高脂血症を抑える2種類である。もうこれ以上増やしたくない。なので日ごろから健康に気を使っているつもりだ。本当は良くないことだが、健康診断の直前は休肝日を設けて、かかりつけ医に偽りの血液検査結果を報告するという、ロマンス詐欺ならぬ血痕詐欺として働く怪人二十一面相とは私の事である。明智君、また会おう!

 

来週行われる健康診断までの残り1週間は大人しく過ごして、今年も大丈夫だったねと、かかりつけ医と肩を組んで、恨みっこなしに二人でお酒を飲みましょう、飲みましょうね、となりたいものである。

 

毎日、朝食は摂らず、昼食は質素に、晩酌は豪勢に、という基本スタイルは変えないが、なんとなく健康に過ごしたいので、全てにおいて控えめに過ごす今日この頃。在宅勤務が中心の私なのだが昨日は出社の日だった。なんでも最近ヘルシー志向が強烈で、来店する客のほとんどがその味に大満足して帰るという魅惑のお店が期間限定オープンしているという情報を掴んだ。これはもう行くしかない。

 

若手くんを誘ってレッツゴー2匹!いつまでも健康で長生きして、あの世の果てまで、吉幾三!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれ?

大丈夫か?

 

と、とりあえず大盛り行っとこう!

 

 

ドーン!大盛り、お待ちどうさま!

 

 

こちらは若手くんの普通盛りに白ご飯。

 

 

私の大盛りを側面から。十分な盛り具合ではないか。麺ひと玉の上に、もうひと玉をズドンと乗っけた感が満載な満足の一品。心の健康に欠かせないスパイスが効いている。

 

 

太ストレートな麺のモチモチ感が身も心も満足させる麻薬のような絶品である。コッテリ豚骨スープに濃い目の醤油味が絶妙なバランスで融合し、濃厚なあの家系独特のたまらない味が脳天を直撃する。

 

 

食べても食べても、どんぶりの底からモリモリと増えてくるこの太麺は、食べる者を不安にさせる生活習慣病患者の味方、今日の友は明日の敵なのである。

 

 

ブハーッ!もちろん完食完飲、感無量。午後は胸やけ保証付きなのだ。

 

 

若手くんめ、スープを残しやがったな。まだまだ若造、青二才、未熟、若輩、ウーロンハイ、結構毛だらけ猫灰だらけ、身に付くものは脂肪だけ。

 

 

帰る頃には大行列となっていた。ここ六角家は家系ラーメン黎明期の頃、御三家としてその名をとどろかせた有名店である。現在は閉店しているが、ここ、ラーメン博物館に期間限定で再現されたのだ。クーッ、たまらん!

 

という訳で、健康診断まであと1週間という時にふさわしい濃厚とんこつ醤油の家系ラーメン六角家の食レポ、現場からは以上なのである。グヒヒ。

 

 

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その日の晩酌。

 

 

 

昼の濃厚家系ラーメンが、まだまだ堂々と存在感を残す私の胃の中。しかし晩酌は別腹なのだ。ワカシの刺身。旨し。

 

 

おっと、刺身のダブル、お待ちどうさま。カツオのたたきの端切れ品が破格で売られていた。購入するに決まっているのだ。ニンニクが切れていたので粗びきニンニクパウダーを振った上にごま油をちょろりとかけて、ハルさん本仕込。旨くない訳がない。

 

 

息子が食べ残した鶏モモのガーリック焼きをいただいた。気のせいか炭火焼きのような味がして旨し。

 

 

お豆腐さまは忘れない。

 

 

おお!こ、これは人称代名詞ビールではないか!

 

I my me 

あれ?

you your you 

じゃなかった

he his him 

あ、シンハビールだ!

 

会社からの帰り道、通りかかったカルディの店頭に積んであったのが目に入ったら買わずにはいられない。その昔、世田谷に住んでいた頃、近所に無国籍料理を出す、おしゃれで変わった店があったのだが、そこには世界のビールが小瓶で豊富に取り揃えられていた。麦100%ビールが大好きな私が当時ハマって飲んだのがこのシンハビールである。純粋にホップの味だけが前面に出てきて最後に鼻から抜ける苦みが堪らない。缶ビールで飲む場面は記憶になかったので味がどうなのか心配だったが、期待を裏切ることなく正統派の旨いビールだった。ああ満足。

 

 

揃いましたなアテの衆。

 

健康診断まで残り1週間を有意義に過ごそう。

 

週明け水曜日の健康診断に向けて、月曜、火曜は休肝日とする予定だ。

 

なので今夜から日曜日の夜までは意義のある酒を飲まねば、ということが有意義という意味になる。

 

ビールをこよなく愛する皆さま

 

であるからして

 

今宵もキンキンに冷えたビールで

 

乾杯ッ!

 

なのである。

ムフフフフ。