【昨日のビール】
ロング缶:3本
芋焼酎ロック:4杯
【昨日の実績】
自転車:×
お菓子断ち:×(バタピー)
昨晩は早い時間から晩酌を開始した。息子のサッカー公式戦勝利に気を良くした私は、集合がバラバラな家族の夕飯が待ちきれなかったのである。自転車には乗らず、バタピーをお腹いっぱい食べてしまった。
こ、後悔なんて、、、
しないぞ。
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私は目が悪い。俗にいう近眼である。車の運転をするときは必ず眼鏡をかける。でないと標識などが良く見えないので危険なのだ。自転車に乗る時はコンタクトレンズの方が多い。眩しさを軽減させるサングラスをかけるためである。
しかし、普段の生活をしているときは眼鏡をかけないことが多い。最近は老眼も進んだので眼鏡をかけると近くがよく見えないのだ。家にいるときはテレビを遠くから見なくてはいけないときくらいしか眼鏡はかけず、その他は裸眼で過ごしている。困ることがあまりないのである。
先週の火曜日は2024年になって初めての出社日だった。私の仕事はほぼ在宅勤務で完結するので出社するのは月に1度か2度くらいなのだ。先週出社したのは新年の挨拶もあったし、出社しないとかたずかない仕事もあったからである。
混雑した電車に乗るのが嫌なので、早朝の電車に乗ることにしている私は今年最初の出社もそのようにした。電車の中ではスマートフォンをよく見る。皆様のブログを読んだり、自分のブログを書いたりするからだ。そうなると、どうなるかというと、近くを見なくてはいけないので老眼の私は、眼鏡をかけていると邪魔になる。なので、通勤の時は自宅を出る時からずっと眼鏡をケースに入れてカバンにしまって行おく。ポケットに入れておいたりすると何かの拍子で潰してしまったり、落としてしまうのが嫌だからである。
この日も、眼鏡ケースはカバンの右横についてる少し大きめの小物入れ部分に入れてジッパーをしめておいた。反対側には折り畳み傘を入れている。私のような仕事がデキる大酒飲みのサラリーマンはいつ何時でもビジネスを止めないように気を付けている。なので雨が降っていようがいまいが傘を持ち歩くことによって、いざという時に困ることはないのだ。あと、大きな傘を持ち歩くのが大嫌いということもある。
話を通勤電車に戻す。この日は学生も授業が始まる日だったので年末と比較すると非常に人が多かった。多かったと言っても始発の駅から乗るので必ず座れるから全く問題はないのだが。
常々、生活習慣病と戦っているファイターcornは、できれば毎日体を動かして健康な体を維持することで美味しいビールを大量に飲むように心がけている。最近は寒くてできていないが、週に3日から5日程度は仕事が終わると自転車に乗って汗を流すようにしているのだ。しかし出社するとその時間が取れないので通勤時間を利用し、ウォーキングをすることで体を動かす時間にあてている。具体的には会社の最寄り駅よりひと駅手前で降りて歩くようにしているのだ。時間にして40分程度である。
通勤ウォーキングのために降りる駅は小さな駅なので人も少なく快適である。そしてこの日は非常に天気が良く、まさしくウォーキング日和で気持ちが良かった。駅の階段を下りて一人颯爽と歩き始める私。空気は冷たいのだが、日差しがあるためコートを通して太陽の暖かさが感じられた。こんな日はいつも通る富士山観測地点に行くのが待ち遠しい。この時期は天気が良いと綿帽子をかぶった富士山がキレイにくっきり見えるのだ。こんな陽気なので他にも散歩やランニングをしている人を複数見かけた。
グングンと歩みを進めるのだが、なんだかとってももったいないことをしていることに気づいた。そして、その結果残念なことが起きてしまうのだ。大したことではないのだが、私としては一刻も早くこの状況を脱せねばならない。それは何かというと、眼鏡をかけていないので景色がぼんやりとしか見えていないのである。こんなに天気が良く、きれいな景色がたくさん見える状況で眼鏡をかけていないなんて、冷たい生ビールが目の前にあるのに、飲まずに匂いを嗅いでいるようなものである!ちょっと違うかな?
しかし私にとってはそれくらいもったいない事なのである。そこで、カバンにしまっていた眼鏡を素早く取り出してかけた。するとどうだ。世界がスッキリ、パッとクッキリ輪郭がシャープな世の中に大変身である。やっぱりこうじゃないとね。近くは見えづらくなってしまうが、散歩中はそんなこと全く関係ないのだ。気をよくした私は自然と散歩のスピードも上がる。気持ち良いウォーキングを満喫しながら第一目的地に到着した。
ドーン!
ちょっと雲がかかっているが、綺麗な綿帽子の富士山なのである。このポイントでは他の人が写真を撮っているのもたくさん見るので、似たような写真をどこかのサイトで見られるかもしれないと思うとちょっと不思議な気がする。
気持ちの良い散歩となった朝の通勤時間を過ごして、無事に出社した私なのだが、そこで事件は起きた。仕事を始める準備のためPCなどを広げる。そこで邪魔になるのが眼鏡である。仕事中は近くを見ることが多くなるため眼鏡をかけていると老眼が出てしまい見づらくなるのだ。眼鏡をかけると近くが見えない、眼鏡をはずすと遠くが見えないという非常に困った、帯に短したすきに長し年頃になったのだ。不要な眼鏡をしまおうと眼鏡ケースを入れたカバンを見て驚いた。なんと眼鏡ケースを入れておいた右横小物入れのジッパーが開けっ放しになっているではないか!そしてそこには当たり前のように眼鏡ケースが無かった。不覚にもジッパーを閉め忘れてケースを落としてしまったのである。
クソーッ!
思えばその眼鏡ケースはいろいろと使いまわして20年ほど使っているモノだった。当時、Zoffで眼鏡を買った時にもらったものなのだが、なんとなく形が気に入っていて他の眼鏡を買った時に違うケースを貰っても、それを使い続けてきたという思い入れのあるモノなのである。
私は俄然悩んだ。家に帰れば眼鏡ケースは腐るほどある。今回は残念だが諦めてしまおうと思う自分がいる。しかし、拾いに戻ればまだあるかもしれない。仕事が始まってしまったので時間的に拾いに戻るとすれば昼休みになるだろが、あと3時間ほどである。せっかく今まで使ってきたのだから、とりあえず探しに行ってみようか。そのように、モヤモヤしたまま仕事を進めていると、あっという間に昼休みがやって来た。
「ヨシッ!取りに行くか。」
とりあえず弁当を買ってきて食べたら、今朝通って来た通勤コースをまた歩いてみて探そう。午後からの仕事は急ぎのものが無いので、始業時間に間に合わなくても大丈夫だ。そう決めた私はレッツゴー1匹!弁当を急いで食べたら会社を飛び出した。
昼休みに通勤コースを歩くと、また違った景色が見えた。もちろん遠くが見えるように眼鏡もかけてきた。今朝、カバンから眼鏡を取り出したポイントまで急いで行って帰ってくると、ちょうど始業時間に間に合うか間に合わないかといったタイミングである。
目的のポイントに向かうにはいくつかのコースが存在する。一番早く到着するコースをgoogleマップで調べておいたので来た道とは違った道を通ってその場所を目指した。自然と早歩きになりながら息を荒げていると、ふと思った。
「待てよ、何も眼鏡を取り出したポイントで落としたと決まったわけではない。もしかしたら、ずっとカバンに引っかかっていて会社の近くで落としているかもしれないではないか?」
ずいぶん歩いた地点でそのことに気づき、非常に後悔したがもう遅い。とりあえず帰り道は通勤コースをなぞって行こう。そう考えなおして先を急いだ。
一刻も早く眼鏡ケースを取り戻したい私は、気が焦ってしまい早歩きというより軽いジョギング状態になっていた。この寒い中、汗ばんできている。そんな人、どこを見渡しても私一人しかいないのだ。ちょっと恥ずかしいがそんなことなど気にしていられない。目的地へ急げ!
途中から朝通った通勤コースに合流した。ヨシッ、目の玉をバスケットボールのように広げて1ミリの違和感も逃さないよう注意を払いながら歩く。ハタから見ると1万円札でも落として困り果て、キョロキョロしまくっている中高年オジサンのように見えるだろう。まさかタダでもらった眼鏡ケースを探しているなどとは誰も思うまい。
ザマみろ!
ズンズン進むのだが、それらしきものは全く見えない。ケースはシルバーなので道端に落ちていたら光って目立つはずである。とりあえず目的として歩いてきた地点までやって来たが残念な結果となってしまった。あとはまだ通っていない通勤コースを戻って探すしか眼鏡ケースを取り戻す手段は残っていないのだ。
万事休す、、、
「ドナタか、心優しい人が拾ってくれて交番に届けてくれたかな?ケッ!余計なことしやがって、それなら車に踏まれて割れているケースを見つけた方がまだ納得いくわい!」
などと、理不尽な逆恨み感情が芽生え始める思春期の少年少女のピュアな気持ちを心に抱きながら、少し怒りにも似た感情も芽生えてきた私なのである。
アホだ。
そんな苛立ちは最後まで収まることなく、眼鏡ケース奪還作戦は失敗に終わった。朝通った通勤経路を会社まできっちり歩いて探したのだが、見つけることができなかったのだ。
クソーッ!
どうせもらったタダの眼鏡ケースだ。レンズを拭く布も入っていたのでちょっと残念だが諦めるとしよう。オフィスの自席に着いたのは午後の始業ちょうどピッタリの時間だった。気持ちが吹っ切れた私は、持ち歩いていた財布を戻そうとカバンを手に取った。手に取った瞬間、違和感を感じた。
「あれ?もしや、、、、」
急いでその違和感を払拭すべく、カバンを調べる。いつもは折り畳み傘専用にしている小物入れの方がやけに膨らんでいるではないか。頼む、違ってくれ!勘違いであってくれ!
恐る恐るその膨れた小物入れのジッパーを開けてみると、、、
あらかたの予想通り、私を虜にしてやまない眼鏡ケースは、ちょこんと折り畳み傘の上に座ってこっちを見ていたのであった。
「おお、こんちわ!」
メシツブ、メシツブ、な話であった。
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昨日の晩酌。
久々にご登場である。カツオのたたき。やっぱり最強である。上に乗っている小さな粒はガーリックパウダーあらびきである。旨し。
美味しかったのでまた買ってきたイワシのフライ。なんで美味しいかというと大葉でくるんであったのだ。旨し。
妻が作ったトマトベースのペンネ。玉ねぎ、ウィンナーも入って、これは旨かった。
妻特製の味噌汁から具だけいただいた。旨し。
忘れることのないお豆腐さま。
揃いましたなアテの衆。
本日も長い長いブログにお付き合いいただき、感謝、感激、ごめんな謝意。
寒い日が続くのだがが
懲りずにやっぱり今宵も
キンキンに冷えたビールで
乾杯ッ!
なのである。
ムフフフフ。








