【昨日のビール】

ロング缶:4本

 

【昨日の実績】

自転車:×

お菓子断ち:◯


昨晩は、お菓子断ちに成功した。成功したというよりは、ツマミを全部食べてビールのロング缶を4本飲んだら寝てしまったと言った方が良いだろう。普通の人は晩酌でビールを2リットルも飲んだら、それで終わりにするのが普通な気がする。という事は私は異常なのか?

やっぱり?

き、気にしないでおこう。



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先日の金曜日は宿敵である、かかりつけ医との対決の日だった。高血圧と高脂血症を獲得した選ばれし生活習慣病患者の私は、毎月通院して薬をもらわなくてはいけないのである。


このかかりつけ医とは過去に数々の名勝負を繰り広げてきた。私の油断しきった発言から始まる舌戦で、ほぼ負けてしまうというパターンが繰り返されてきた。今回は昨年5月に受けた会社の健康診断から半年が経った11月、かかりつけ医による中間テストと題した抜き打ち血液検査が行われたのは以下のブログに書いた。



今回の通院はその成績発表会の日でもあった。血液検査をした日の診察時は、かかりつけ医にこっぴどく叱られた。寒くなったので血圧が上がったかな?などという、今考えるとノーガードにもほどかあるナメきった私の発言に対して、かかりつけ医がそれを見逃すわけがなかった。塩分コントロールができていない、薬に頼るな!と言った具合の罵声を浴びせられる惨めな敗戦となってしまったのだ。なので非常に行きたく無かった今回の通院である。しかし行かないわけにもいかないので、行かないでおかずに行くことにしたのだ。

ややこしや。


華金の夕方、仕事が終わるとすぐに家を出て病院に向かった。息子のクロスバイクを借りて行くのだ。私のロードバイクにはスタンドがついていないので、ちょっとそこまで、といった軽い感じの外出には不向きなのである。最近は寒すぎてあまり自転車に乗っていなかったので、久しぶりの運転は気持ちがいい。10分ほどのサイクリングを楽しんで病院に到着、すぐに受付を済ませた。


この日の待合室はあまり多くなかったので、待ち時間もそんなにないだろう。スマートフォンを見ながらそんなことを考えていると、院内放送で私の診察券に書いてある番号が呼ばれた。

ヨシッ!行くか。

レッツゴー1匹。

いよいよなのである。


ノックして診察室に入る。


医「cornさん、あけましておめでとうございます。どうですか?調子は。この前胃カメラを飲んだみたいですね。どうしたんですか?」


さっそく来たな。

落ち着け。

落ち着いて答えろ。


c「ええ、なんか喉につっかえ感がずっとあって、それと乾いた咳がでたり、声が掠れたりしたのでちょっと診てもらったんです」


ヨシッ、いいぞ、私!

当たり障りのない受け答えだ。


医「なるほど。でも何も無かったんですよね?咳はいつ頃から出始めましたか?」


な、なにっ?

何が知りたいんだ?

さてはフェイントだな。


c「その件についてはお答えできません」


私は黙秘権を行使した。

というのは真っ赤な嘘である。


c「去年の11月中ごろからですかねー?」


ドキドキ。

何を言われるんだ?


医「やっぱりね。その頃に血圧の薬を変えたじゃないですか。その薬は咳が出るという副作用があるんですよ」


おお!なるほど、そういうことか。

怒られるわけじゃなかったのだ。ホッ、、、


c「でも先生、呼吸器科で検査してもらったら、軽い喘息だという診断を受けたんですよ。」


医「あ、そうだったんですね。じゃあ大丈夫か。」


c「あと、最近ロードバイクに乗り始めて、冷たい空気をずっと吸いながら激しい運動をしたので、それもあるのかな?と思っています」


あ、マズい。

こ、こんなこと言って大丈夫か?

調子に乗って喋りすぎているのではないか。

私は不安になりながらかかりつけ医の返事を待つ。


医「cornさん、冷たい風を長時間ずっと受けながら走っていると顔面神経麻痺になる恐れがるのを知ってますか?」


おっと!意表をついた返し。

どう答えればいいんだ?


c「そ、そうなんですか?!知らなかった〜」


医「実は私の妻が若い頃になったんです。すぐにステロイドを処方して2日で良くなりました。他にも患者さんで何人か同様の症状を見ましたよ。この時期、子育てで大変なママさんたちが自転車で長時間冷たい風を顔に当てることが多いじゃないですか。ウチの受付の女性たちにも気をつけさせないといけないと思っているんです。治ればいいですが、治らない人も結構います。そうなったら悲惨ですよ。cornさんも用心して下さいね。」


か、感動した。ジッと頷きながら聴いている私の頬に涙が伝うのが分かった。なんて優しい先生なんだ。ありがとう。私はアナタを誤解していた。私はなんというバカな酒呑みなんだ。こんなに優しい先生に対してヤブ医者などと言う勘違い甚だしい思い込みをしていたなんて。


自然と立ち上がった私は歩み寄り、両手で先生の右手を持った。


c「せ、せ、センセイッ!我々選手一同は、スポーツマンヒップにモッコリ、、、」


お笑いコンビTIMのゴルゴ松本のギャグをぶちかました筈もなく、あっさりこう答えた。


c「そうなんですね〜。気をつけます!」


医「では、昨年やった血液検査の結果発表といきましょうか」




ドーン!

どうだ!

まいったか!


医「cornさん、数値のところに何もマークがついていません。全て標準の範囲内の数値です。しかし、糖尿病を見る数値は標準の中でもかなり危ないです。気をつけて下さいね。今年も健康な一年で、よろしくお願いします。」


勝訴だ!

またもや私の両方の目から大粒の涙が溢れた。

というのは嘘に決まっている。


c「あ、こちらこそよろしくお願いします!」


私は背筋を伸ばし、両の手のひらをそれぞれ太ももの脇にピタッとつけた姿勢でゆっくり深々と一礼をし、訓練された消防隊員のような回れ右をして診察室を出た。


よっしゃ!

勝った!

優勝だ!

完全試合ではないか!

そういえばこの血液検査の前日は、確か酒も飲んだはずだ。しかし数値は正常である。

ヤッタネ!


それもこれも、やはり親からもらった立派な肝臓と、ウォーキングやランニング、サイクリングを継続している結果が出ているものだと確信した。


私のやっている事は間違いではないのだ。朝食抜きの生活は体に悪いことなどないぞ!毎晩大酒を飲んでもまあまあ大丈夫だぞ!週末は1日一食のみで、夕飯を制限なしで食べながらベロベロになるまで酒を飲んでも、た、多分大丈夫だぞ!


先週末は、そんな事を勝手に思い知った不思議な花の金曜日なのであった。


メシツブ、メシツブ。



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昨日の晩酌。



ブリの刺身。しゃぶしゃぶでもイケるヤツだがもちろんワサビと醤油でいただいた。最強。



ガツを柚子胡椒ポン酢でいただいた。最近ハマっている。



イワシのフライ。アジフライもあったが、あえてイワシにしてみたら、なんと旨いこと。今後、私の中で、アジとイワシの熾烈な争いが繰り広げられるだろう。グヒヒ。



カレーライスを作ったのでちょっとだけいただいた。ニンニクをたっぷり入れたので旨し。息子も絶賛した。



揃いましたなアテの衆。


今日は息子の公式戦だった。今年最初の試合だったのだが快勝であった。今年一年を占う幸先の良いスタートが切れたのだ。

私もご機嫌。

極寒のなか、凍えながら応援した甲斐があったのである。


ビールをこよなく愛する皆さま


本日も長いブログにお付き合いいただき


感謝、感激、雨?あらま?

洗濯物を取り込まなくては!なのである。


何を言ってるかさっぱりわからなくなったが


やっぱり今宵も


冷たいビールで


祝杯っ!


なのである。

ムフフフフ。