【昨日のビール】

ロング缶:3本

レギュラー缶:1本

芋焼酎ロック:5杯


週末のいつもの酒量である。全く気にしない。気にしないが、愛飲している白霧島は25度の度数から20度に変えた。

何も気にしない。

気にしていないのだ。



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2023年11月11日の土曜日。ゾロ目の日で縁起が良さそうだ。最初から結論を申し述べておくと非常に後悔している。


この日、知人がフットサルの大会に出るというので応援に行く事にした。場所は新横浜なので愛ロードバイクのジョニーくんに乗っていけばサイクリングにもなって一石二鳥である。時間は2時間かからないくらいなのでちょうどいいのだ。


10時15分キックオフだったので8時過ぎには家を出たいのだが寝坊してしまい、時計を見ると7時半である。焦って飛び起きると恒例の高血圧及び高コレステロールの薬をゴクリと一気飲みして1日がスタートした。若い頃であれば、これで歯を磨いてチャチャチャっと準備したら5分で家を出ていたのだがそうはいかない。いろいろと準備をしていると8時30分になってしまった。

焦らず行こう。レッツゴー1匹!



ジョニーくんを手に入れて、初めてのロングライドをした鶴見川を下っていくと今日の目的地であるフットサルコートに到着できる。初回はいろいろなトラブルに巻き込まれた、、、



前回は盛夏に向かって暑い日が続き始めた7月の初旬だったが、今日はもう真冬ではないか?というくらいの気温である。ロンTの下にTシャツを着るだけの格好で家を飛び出した。ウインドブレイカーをバッグに忍ばせておいたのでまぁ大丈夫だろう。自転車を漕ぎ進めていくとジワリと汗がにじんできて、狙い通りちょうど良かった。


しかし時間の方は狙いが外れている。このまま行くとキックオフの時間を少し過ぎたくらいの到着予定時刻だとGoogleマップが表示しているのだ。飛ばすか。行ったるで!



クネクネと右岸に行ったり左岸に行ったりと忙しいが順調に進むと遠くの空が明るくなってきた。日産スタジアムがお出迎えしてくれる。



高速道路の脇に出ると道が非常に広くなった。これは気持ちいいのだ。

ここは横浜。

飛ばすぜ!

ハイウェイ!

オールナイトのステージ!

おいでカモンカモンカモン

嘉門達夫だ〜♪



キックオフ15分前に無事到着した。屋上が巨大なフットサルコートになっており、6面以上あるので大きな大会もできるのだ。


リーグ戦で3勝すると決勝トーナメントに進出できるのだが、知人のチームは順調に2勝をあげた。3試合目は12時半キックオフの予定なのだがそれまで1時間以上時間が空いてしまったので朝から気になっていた事が頭をよぎる。この日は息子の練習試合も予定されていたのだ。場所は八王子の山奥で新横浜から3時間はかかる僻地なのだが、ここで変態自転車乗り精神が顔を出す。変態自転車乗り精神に則り、力の限り正々堂々と戦うことを誓ってしまったのだ。グヒヒ。


知人にはこれにて失礼、優勝目指してガンバと仲間たち!と声をかけてレッツゴー1匹、再び、となったのである。



寒空にうかぶ日産スタジアム。まあ会おう!



今にも雨が降り出しそうな恩田川沿いをグングン進む。



おや?ここはなんとなく見覚えのある場所。



おお!前回の鶴見川漂流記の時にパンク修理をした場所ではないか!今回はそんなことなんか起こらないぞ!ザマみろ!


と、途中までは勢いが良かったのだが、朝一番にスピードを上げてフットサル場に向かったのが良くなかった。長時間の運転でかなり体が疲弊しているようで、ペダルを漕ぐたびに右ヒザの外側が猛烈に痛むようになったのだ。どうしよう、引き返そうか?ここで家に向かうとちょうど最短距離で帰ることができる位置である。しかしここまで来たのに、、、という心残りも非常に大きい私の心の中。


ええいっ!行くぞ!レッツゴー1匹!再々なのだ!

しかし空は曇りからついに雨になってしまった。ウインドブレイカーでなんとか凌ぐが膝が痛すぎる。ゆっくりとしか走れないのでかなり濡れてしまい体温もグッと下がってしまった。クソーッ!Googleマップで坂の少ないコースを選んだのがせめてもの救いである。しかし、試合のあるグラウンドは山の上なので、最後はそれなりの坂に出迎えられた。最後の力を振り絞ってなんとか会場にたどり着いたのだった。


息子達の試合は内容が良くない状況が続き、私の心と連動しているようだった。遮るものが何もない中、強い北風が容赦なしに吹き荒れる。ただでさえ消耗した体力がガリガリ削り取られるようだ。ブルブルと全身が震えるのでそれを抑えるために立ち上がって足踏みしながら試合を見るのだが、膝の痛みは前にも増している。これは、ちゃんと帰宅できるか?不安になりながら冴えない試合を観戦した。


最後までパッとしない内容の試合が終わると、とりあえずジョニーくんに跨ってグラウンドを後にする。膝の痛みに耐えられなくなったら妻に電話をして迎えに来てもらおう。そう決めて走り出した。その痛みは酷くなるばかりなので、できるだけ下り坂が多い道を選んで進んだ。



私の心と同じように、あたりもうは真っ暗である。



夜景が綺麗なのだけが救いである。大好きな刺身が売っている角上魚類の前を通ったが寄り道して帰る余力はなかった。クーッ、、、



いつも横から眺める綺麗な橋を渡った。我が家は近いぞ。


ボロボロになりながらも、なんとか家にたどり着いた。もう泣きたいくらいに辛かったが我慢した。オトナだからね。トホホ。


自宅に着くと気持ちは一気に入れ替わるお茶目な私。頑張ったご褒美に美味いビールを飲もうではないか。あったかい車に乗ってスーパーへ買い物に出た。


帰宅して買い物袋を開けてみると驚愕の事実が判明したのである!



あれ?ない!どこだ?大切なブリの刺身は!



ここだ。放たれたブリは自由を謳歌しながら買い物袋の中で行儀良く泳いでいたのだった。

やれやれなのである。



よくがんばりました。



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今日は息子の公式戦だった。昨日と打って変わり大量得点で勝利して何よりである。場所は国立市だったのでT川氏を誘おうか迷ったが、なんとなく勝つ気がしなかったのであえて誘わなかった。しかし今日は息子も2点決めたので、呼んでおけば良かったと後悔した。来週もまた公式戦である。


ビールをこよなく愛する皆さま。


昨日の最悪な1日から一転して晴れ晴れとした心になれた今日。


であれば、やっぱり


今宵は勝利の美酒で


乾杯っ!


なのである。

ムフフフフ。