【昨日のビール】

ロング缶:4本

芋焼酎ロック:5杯

 

【昨日の実績】

自転車:〇(68.3キロ)

お菓子断ち:×(ポテチ大袋を1袋、、、)


柿ピーの小袋7袋とポテチの大袋(135g)を1袋食べるのとではどちらが体に悪いのか考えてみた。答えは簡単、どちらも悪い。

だから気にしないことにした。

明日から頑張ろう。



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2023年8月20日の日曜日。

この日、早朝から息子と揉めて結果として私が家を飛び出す形となった。飛び出すと言ってもちゃんと自転車で出かけてくる、と息子に伝えてから自宅を出たのであるが。



またもや今日も多摩川へやって来た。今日は右岸である。息子に頭に来ていた私は半分ヤケクソで今日の目的地を決めた。そこへ向けてレッツゴー1匹なのである。



多摩川の右岸からいつもの浅川沿いを走る。



この日、富士山は霞んで見えなかった。



時計は7時過ぎと早い時間なのでまだ自転車は少ないが、ジョギングをする人たちは多かった。



いつも気になる上総層帯を超える。



この日も天気は最高。暑さ以外は。



ときおり木陰になって、冷たい空気に肌が包まれると何とも言えない気持ちよさに顔がほころぶ。止まって休むならここだ!と思うが先を急ごう。



高尾駅に出た。昔は浅川という駅名だったらしい。



今日はこの道をまっすぐ進むのだ。車道を走るのも、もう慣れたぞ。



高尾山口駅が見えた。しかし今日は高尾山登山ではない。



車では、たまに通る高速道路の下を自転車で走るのがなんとなく不思議な気分である。



先日、知人に教えてもらったのだが高尾山の先に初心者向けの峠越えができるヒルクライムポイントがあるそうなのだ。私は1週間のうち、何日かは近所の坂道を登ったりしてトレーニングという名のダイエットに励んでいるのだが、初心者向けと聞いたらなんとなく走ってみたくなるのがヒトの常。今日は試しに行ってやろうではないか!息子との朝のひと悶着もあったのでこのヤロウ!と思い立ったのであった。



道端からガードレールの下を眺めると案内川という名前の小川が流れている。そう、ここはかつての主要道であった甲州街道なのだ。案内川という名のこの小川が旅人を甲州や江戸の街に向けて道案内してくれたのだろうと勝手に想像した。


案内にそって走るのだが、最初は良かった。そこまで急ではない登りがダラダラと続くのでマイペースでペダルを漕いでゆく。漕いでゆくのだがここでやはり何かを達成しようとした時に必要になるアレがない。アレとは明確なゴールのことである。ゴールがどこなのか経験がないから不安になり、ペース配分も分からなくなる。あとどれくらいで峠に辿り着くのか?このペースはこのままいつまで続けられるのか?そんなことを考えながらゼエゼエと息が上がってゆき、ペダルを漕ぐ足に力が入らなくなって来た。



おーい!若いの、やるでないか。ワシャもう限界に近いぞ。気にするな、置いてゆけ。ワシよりも救わなくてはいけない大切な命がたくさんあるはずじゃ。さぁ、行け!行くんだ!若者っ!


半ばヤケクソで頭もおかしくなって来た。もうダメだ。休むことにしよう。クソーッ!



ちょうど工事車両用のものなのか分からないが、すぐに行き止まりになる脇道があったので自転車をとめて座り込んだ。フーッ。汗がどんどんと噴き出してくる。



ジョニーくんもひと休みだ。水分を補給し、疲労が溜まった身体を休めた。あとからやってくる何人かのチャリダーさん達も苦しそうに声を上げて登って来るのが見えた。


ヨシっ、体力は復活した。再出発だ!行くぞーっ!

漕ぎ始めて20秒後、、、



あれ?も、もしかして、、、

再出発して100メートルほどで本日の第一目的地にしていた場所の名前が見えた。なんだよ、もうちょっと頑張れば良かった、、、

「大垂水峠」オオタルミトウゲと読む。


本日のブログタイトル「太田瑠美とウゲ♡ゴエしちゃったら疲れ果てたのだ」とはこの事である。「大垂水峠超えしちゃったら疲れ果てたのである」



ここは甲州街道。昔の人はここを歩いて通ったのだ。天狗に気をつけながら。


峠には廃墟となったラーメン屋があるだけ。とりあえず次の目的地を目指そう!



ここからは下り坂ばかり!ヒィーッ!気持ちいい〜!放っておけば時速700キロくらい出るのでブレーキをかけながら最高の風に巻かれて一気に下った。ヒャッホイ〜!これはヤメられないっ!



眺めも最強!来て良かった。



なになに?ここが日本橋から63キロ?そんなものか。もっとあるような気がするが。



道の駅のような建物。



興味をそそられる案内板があった。



散策路になっているようだ。天狗が怖いから今日はやめておく。



小原宿本陣があった。江戸時代に殿様が参勤交代で宿泊した建物だそうだ。今度はここへやって来よう。



その本陣前には今流行りの冷凍ラーメン販売機があった。



この辺りの建物は宿場町風に統一されており雰囲気があって非常に良かった。





来たぞ。次なる目的地。



相模湖である。



湖の水は物凄く濁っていた。



結婚した頃、妻とバイクでやって来た場所だ。当時、バイクが高速道路で二人乗り解禁になったばかりで、帰りはここぞとばかりに中央道をぶっ飛ばして帰った覚えがある。



ジョニーくんも日陰で休んでね。



それにしても疲れた。自転車に乗り始めて一番疲れた。フーッ。


しかし帰らなくてはいけない。ちょっと遠くまで来過ぎた感があるが気にしない。要するに帰れればいいのだ。



来た道は通らずに反対方向に走り出した。変わったトンネルがあったのでパチリ。



一応ダムにも寄るのだ。



高所恐怖症の私には目が眩む高さ。写真を写す際はスマートフォンをガッチリと握りしめて写した。おー怖!



ゴミがいっぱい浮いていた。



他に人は誰もいない。



すぐ近くに散策路の入り口があった。雰囲気があり誘われる。行かないが。



もちろん帰り道は下り坂ばっかりだろう。



景色も最高!



キャンプに行く時によく通る橋が見えてきて驚いた。こんな所だったのか。



Googleマップに道案内は任せたぞ。



本当に綺麗な水の川。癒される。



癒されたと思ったら、、、

な、なんだ!?この坂道!急すぎる登りだ!



とりあえずペダルを漕いでみたが2秒で諦めた。もうどこにも余力は残っていないのだ。



歩いて登ったら景色だけは良かった。気分は相当疲れ気味ではあるが、、、



下り坂ばっかりだろうとウキウキして帰り出したが、結構上りもあり、バス通りを走ったりとかなり体力を奪われた。あー、もう早くウチに帰りたい、、、



ムムッ!酒蔵ではないか!時間が早いから開いていなかった。また今度こよう。



疲れ切った私を救ってくれるのはこれしかない。CMJ。



生き返った。


が、ここから自宅まで1時間ほどあり、なだらかな上り下りも途中に現れる。本当に辛い帰り道となってしまったが、これも修行だ。何の修行かは分からないが、私は、まだまだアマちゃんだという事が分かった太田瑠美との思い出だった。




こんどは太田瑠美と会ったらそこから引き返すだけにしておこう。欲をはってはダメなのだ。




自宅に帰ったら、家に誰もいない事を確認して神様とご対面。一気に飲み干した。ビールの神様。ありがとうございます!これがあるからやめられないのだ!

力強く。


その後、ママチャリのブレーキシューを交換。


10年間働き続けたシュー、お疲れさまでシューっ!



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そして今日。

出社の日だ。


今は始業前。

何で出社かって?

もちろん飲み会があるからに決まっている。

月曜から呑んだくれるのだ。


ビールをこよなく愛する皆さま。


であるからして


今宵も


乾杯っ!


なのである。

ムフフフフ。