【昨日のビール】
ロング缶:2本
芋焼酎ロック:5杯
ビールの本数が2本だとどうしても焼酎の量が増える。仕方ないのかどうなのか分からない。飲んでいるときはつまみも欲しくなる。だからお菓子をたくさん食べた。いろいろ気にしないことにしている。
昨日に続き、カツオのたたき端切れパックを手に入れた!またもや息子にかなり食べられた。
息子にカツオのたたきをあまり食べさせないために、餃子をたくさん食わせる作戦に出たがあまり効果はなかったようだ。真ん中のあたりが人間の唇のようで気持ち悪い。
食べたかった小松菜のお浸し。昼のうちにレンジでチンして、そのあと冷蔵庫に半日冷やしておいた。すると素晴らしい味に変化した。ピリリとしたワサビのような辛味とシャキシャキの歯ごたえがマッチした最高の出来上がりになった。今までは温めてすぐ食していたのでこのような味には仕上がらなかったのだ。ひと手間かけるとこうも違うものかと今更ながらに感心した。
妻が大量生産した蝶々型マカロニサラダ。二日目も美味しい。
キャベツの千切り。
お豆腐さま。我が人生のパートナーになりつつある。
揃いましたなアテの皆様。
ビールをタンブラーに注いで目の高さにかざす。
今日一日を思い返す。
みんなの無事をビールの神様に感謝。
乾杯ッ!
ブハーッ!
このために明日も頑張れる!
月並みですが!!
----------
タイトルに書いたが、最近息子から受ける家庭内暴力に耐えきれなくなってきた。家庭内、特に私に対するものが限度を超えている。警察に相談に行こうかと何度も思ったが、やはり身内から受ける被害なので、家庭内で納められるものならそうしたいと思っているのが現状だ。
つい最近まではそんな凶暴な息子ではなかった。時には大声を張り上げることもあったが、どちらかというと温厚な息子だと思っていた。
私とのコミュニケーションもしっかりとってきたつもりだ。生まれたてのころからずっと寄り添ってきたと思っている。何でも話せる間柄になるよう努めてきた。こちら側からの勝手な思いなのかもしれないが。
豹変したのは今年に入ってからだろうか。特に夜にそうなる。その時間が近づくと本当に憂鬱で逃げ出したくなる。しかし私は一家の大黒柱。私がいなくなると他の家族にも被害が及ぶかもしれない。そうならないためにも私が頑張るしかないのだ。精神的にあとどれくらい持つかは分からないが。
具体的にどのようなことが起きるかを書いておく。必ずと言っていいほど息子が豹変する時間帯があるのだ。絶対に食事中にそうなる。ダイニングテーブルを囲って家族が夕食をとる時、私と息子は隣り合って座る。
「いただきます」と声を合わせた後、必ず乾杯をしてから食事になる。最初のうちは問題なく過ぎるのだが、食事開始5分後くらいからだろうか。息子が私の目を盗んで私の目の前にあるカツオのたたきをパクっと食べるのだ。信じられるだろうか?カツオのたたき、をである。カツオのたたきといえば私にとって命の次に大切なもの。誰にも渡すことはできない大好物だ。それを息子が無断で食べるのである。私は驚き、そしてこう言う。
「あ、食べたいんだったら食べていいよ」
気の弱い私は息子の横暴な振る舞いに抵抗することができず、好き勝手にされるがまま。しかも息子は現代っ子特有の「ばっかり食べ」推進者なので、狙った獲物があればそれを集中して攻めてくる。口内でご飯や汁物などと合わせて咀嚼しながら食べるような昭和の人間が当たり前と思っているようなことはしない。私の弱みにずけずけとつけ込んでくる。ジャブ、ジャブ、ジャブ、ストレート!フック!アッパーッ!
みるみるうちに私の大好物であるカツオのたたきちゃんが玉ねぎスライスの上から消えてゆく。息子は玉ねぎを食べないので皿の上は玉ねぎスライスだけが残った状態で放置される。連続で叩きのめされた私は完全にノックアウトだ。リビングの床に倒れこむ私の姿を妻や娘は見て見ぬふりをするしかないのだ。なんというオゾましさ。家庭内暴力の極み。
顔や体に青アザを作りリビングに突っ伏しながら、私は息子を見上げてこう言うのである。
「育ち盛りだからねー、カツオは栄養満点だから体にもいいんだよ!」
涙を流しながらそれでもマウントを取りたいので訴える私に対して息子が答える。
「へぇーそうなんだ、マジうめー!ブリは生臭くてダメなんだけどカツオは好きだわ!」
フフッ、言ったな。
私は聞き逃さなかった。そういうことなら仕方ない。明日からブリだ。ブリの刺身だ。それしかない。ブリ、ハマチを中心とした晩酌ライフにバージョンアップするのだ。不敵な笑みを浮かべながら横暴息子を横目に私は腹黒く心に誓ったのは言うまでもない。
----------
息子の家庭内暴力に打ち勝つ対策は意外にも生臭い刺身に変更することだった。たたきになる前のカツオは生臭いのだが、それは息子にとってどうなのだろうか。試してみる価値はあるようだ。
いくら親子とはいえ、食い物の恨みは恐ろしいのである。
とくと思い知らせてやる。
ビールをこよなく愛する皆さま。
今宵はサバの塩焼きにしようと思っている。
乾杯!
ムフフフフ。