【昨日のビール】

ロング缶:3本

芋焼酎ロック:3杯

 

平日ロング缶2本までのルールは自ら破った。昨日は久々に出社したのでお疲れ様の意味も込めて1本多くいただいただけ。悪気はないのだ。なので後悔も全くない。ブハーッ!

 

 

帰宅時にスーパーに寄ってカツオのたたきの端切れ特売品を購入。大量だったのでラッキーと思っていたら息子に半分ほど食べられた。今後の要注意事項としてメモした。

 

妻が作った厚焼き玉子。こちらは子供たちが小さい頃からの大好物で、娘が見つけるなり飛び上がって喜んでいた。確かに旨いのである

 

妻お得意の蝶々型マカロニサラダ。トマトベースで作ったらしい。私には作れない。そして旨い。毎日作れと言いたい。

 

スーパーに店子として入っている肉屋で総菜を買ってきた。こちらは子供が好きで、また買ってこいと言われた。

 

こちらも購入したから揚げ。これも非常に旨かった。素人の味付けと明らかに違う。バターかな?

 

キャベツの千切りサラダ。

 

やっと大葉がなくなったので豆腐さまの上には小ネギ。

 

揃いましたな、アテの衆。

 

久々の出社で疲れたcornの体を癒してあげようではないか、諸君!

 

ビールをタンブラーにトクトクシュワシュワ。

目を閉じて皆の無事に感謝。

 

乾杯!


あっ!私としたことが!

ビールを飲む前にカツオのたたきとマカロニサラダを食べてしまった!

まぁ、全部美味しかったからいっか。

 

 

----------

 

最近の私はかなり主夫(しゅふ)業を全うしている。私はほぼ在宅であり、妻は最近早番が多く、そして休日出勤も多くある。夕方は子供の送迎もあるため、妻が自宅にいる時間は私よりもかなり少ない。そうなると自然と私が家事をこなさなくてはならい雰囲気が漂ってくる。無言の圧力だ。

 

「今朝、時間なかったからこれだけやっといて」とか「これだけお願い」などと言われる。妻はよく「これだけ」と言うのだが私はそれ以外もたくさんやっている。過小評価しないでもらいたい。

ゴミ出し、部屋の片づけ、掃除機がけ、洗濯機を回す、洗濯物を干す、洗濯物を取り込む(全部やると悔しいから畳みはしない)食器を洗う、ご飯を炊く、食事を作る。ざっとだいたいこれくらいはやっている。

 

もちろん全部やるわけではなく洗濯機は1日に何度も回さなくてはいけないので朝以外は妻に任せる。妻が家にいるときは私はなるべくやらない。なぜなら私が家事をやるということを当たり前にしてほしくないから。そしてなんとなく悔しいのである。私が何でもやるから妻がやらないで良いという風に思われているのではないか?と考えると悔しいのだ。

 

最近、家事をやっているときはそのようなことをよく考える。クソーッ、と思いながらも、まぁカミさんも外で働いているので大変だろうから私ができることはやるか、などと感情が行ったり来たりするのだ。そのように考え事をしながらいろいろやっていると、とんでもないことをしでかす。

 

例えば、冷蔵庫に冷やしてあったティーポットを取り出してコップにをお茶を注いだら、コップを冷蔵庫にしまって、手にティーポットを持って立っている自分に気づく。おぉ、、、などと思いながら一人で恥ずかしくなり頭をポリポリ掻く。こんなことは日常茶飯事。

冷蔵保存のチキンナゲットを冷凍庫に入れしまい、作ろうと思った時にカチカチに凍っていて困ったり。

風呂に入って頭を洗いシャンプーを洗い流した後、コンディショナーのボトルを見つめながらシャンプーのポンプをまた押して手に取ったり。

夕飯に昨日の残りのコロッケがあったのでレンジで温めためてから食べようと思って温めたのに、翌朝レンジの中で冷え切ったコロッケを発見したり。思い返すとキリがない。お恥ずかしい話だ。

 

そして今日だ。妻は早番で、すでに家を出ていた。その後子供たちが朝の支度をして出てゆくのを見送る順番になっている。

子供たちが制服や学校に行く服に着替えるとパジャマの洗濯物が出る。私は家族が全員出かけて一人になってから一番最初にやるのは洗濯機を回すことにしている。洗い終わるのに早くても30分はかかるので一番最初にやっておきたいからだ。その間にいろいろとできる。

今日は娘が先に家を出るので一緒に外に出てごみを出した。息子は友人が迎えに来るらしく、いつもより遅く出ていくようで、制服に着替えた後に何やら携帯を眺めていた。

私は家族全員分の洗濯物がそろったので、洗濯機に全て放りり込んでスイッチを入れた。乾燥機は回さないので洗濯だけに設定してスタートボタンを押す。

 

息子の友人が迎えに来たようで「行ってきまーす」と息子が玄関に向かい始めた。私は見送るために一緒に玄関に向かう。

「じゃーねー」

息子が低い声でそう言うと、待たせている友人のもとに急ぎ足で出て行った。ここでやっと一人になる。

 

私は掃除機をかけることにした。掃除機をかける前にリビングのテーブルの上を濡れたダスターで拭きあげる。テーブルがきれいになったことを確認したら、掃除機がけをする。リビング、キッチン、その他の部屋という順番で隅の方からかけてゆく。順調に進み廊下に出る。廊下をかけながら脱衣所やトイレにも掃除機を突っ込む。

 

脱衣所を掃除機がけしているといつも通りにガタガタと回る洗濯機が見えた。はて、何かが足りない気がする。何だろう。洗濯機の時計は洗濯開始から9分が経過していて間もなく洗いが終わってすすぎに入るタイミングのようだ。

と、そこで重大なミスを犯していることに気づいてしまった。

 

「ウワーッ!」

 

私は大人げなく眉を寄せながら困ったような声を上げた。先ほど洗濯機を回し始めたら息子が学校へ行くために見送りをした。その際に洗濯作業の中で一番重要な作業を忘れていたのだ。

重要な作業とは洗剤と柔軟剤を入れていないのである。洗濯をするのに洗剤を入れなかったら、ただのすすぎではないか。水洗いともいうだろう。一つも泡のたっていない洗濯機の中身は、バシャバシャと水と洗濯物がせめぎ合う音を立てながら規則正しく回っているだけだった。

クソーッ!どうしよう、、、

 

もうすでに洗濯が回り始めてから10分経っている。いったん止めて洗剤を入れ最初から回そうとすると、洗濯機のセンサーが水を含んだ洗濯物を感知して、ものすごい量の洗濯物を回すと勘違いするため、そのままだと洗濯できなくなるのを私は知っている。洗濯物を減らして数回に分けて回すハメになってしまう。面倒くさいのでそれは避けたい。

うーむ。

私は無い知恵を絞って考えた。答えは単純明快。

洗濯機を一時停止して扉を開けると、その中にエイヤッ!と液体洗剤をブチまけたのだ。柔軟剤も入れてとりあえず形は整え何事もなかったように洗濯を続けた。

しかし、だがしかしである。

 

私が液体洗剤をブチまけて1分もしないうちに「すすぎ」に切り替わったのだ。ガゴーッと水が排水口に流れる音が響く。

マジかー。

泡なんて立つ暇などなかった。どうしよう、、、心が痛かったがそれがその時の私の最善の策だった。そして結果は失敗だったようだ、、、私は考え込む。

 

この事実を知っているのは私だけ。今、家にいるのは私しかいないのだ。私は独裁者。何をやろうが誰も文句は言わない、邪魔されない。だって誰もいないんだもの。フフフフ。

 

だったら何も気にしない。洗濯物はただのすすぎ。洗剤は入れた途端、すぐに水に流れた。まったく意味なし。ただブチまけて捨てたのだ。フンッ。柔軟剤のにおいをつけただけの洗濯物の出来上がり。それ以上でも以下でもないのだ。ブハハハハハ!

 

 

さきほど洗濯物が乾いたので取り込んだ。見た目も香りもいつもと一緒。なので何事もなかったように過ごそう。


 

もうすぐ家族が全員帰ってくる。バレるはずのない隠しごとにドキドキしている私が今ここにいる。意外と小心者なのだ。

 

やっぱり全部話してスッキリしちゃおっかな。

 

 

----------

 

 

なんだか東京は一気に暖かくなったようだ。ストーブをつけなくても問題なく過ごせる。今日も夕方からランニングに出て美味しいビールを飲むことにしよう。

 

ビールをこよなく愛する皆さま。

何事も知らないほうが良かったということがあるのである。

 

今宵も何事もなかったように乾杯しようではないか。

男は黙って〇×ビールなのだ。

ムフフフフ。