【11/30のビール】
ロング缶 : 2本
レギュラー缶 : 1本
芋焼酎ロック : 3杯
30日の水曜日、娘が料理作りに目覚めたようで肉野菜炒めを作ってあげると言い出した。
私は喜んで快諾。
肉と野菜のお使いを任された。
近所のスーパーに行ったからには定番メニューを買わずにはいられない。
もう病気レベルなのである。
無敵艦隊スペインには絶対にカツ!オー!
カツオのたたき!
娘は2品作ってくれると言い出した。
先に得意なジャーマンポテトの出来上がり。
お嬢さんは味付け一切を忘れたまま胸を張って食卓に並べた。
幸いベーコンがわりに使ったウィンナーが良い味を出していて事なきを得た。
1品作ったお嬢さんはお疲れモード全開で2品目の作成を拒否した。
肉野菜炒めは私が担当することになった。
鶏がらスープ、各種ソース、醤油などを駆使した絶妙の逸品となった。
子供ナゲット。
味が全くなかった大根の葉に塩を再度振りかけてモミモミ。美味しい簡単おつけもの。
食のインフラ、豆腐!
晩酌劇場の幕はあがった。
行くしかないね。
プレミアムモルツをグラスにシュワシュワ。
本日お揃いのアテのみなさま。
それでは行かせていただきます。
グラスを目線にかざして
ナマ唾ゴクリ。
乾杯!
ブハーッ!
ドーアン!ハデニガッツポーズセンカイッ!
(訳:堂安!派手にガッツポーズせんかいっ!)
いゃ〜、勝ちましたな。
ワールドカップ日本代表。
カッコよかった。
4時キックオフの試合。
リアルタイムでは見ないので昨夜はいつも通りの晩酌タイムとなった。
乾杯ビールからダラダラと薩摩宝山へとスイッチして、心地よく皆さまのブログなど読んでいた。
気づくとテレビをつけっぱなしの状態でソファに転がっていた私。
時計は午前2時だったので冷たい麦茶を一杯飲んでトイレに寄ってからリビング横の寝室で横になった。
ぐっすり眠った。
そしてそれは突然起きた。
「ウギャーッ!」
な、なんだ?
大声が聞こえる。
寝ぼけまなこで部屋を見回した。
ドアの隙間から明かりがこちらの寝室に漏れている。
ムムッ!
誰かいる。
気を引き締めた。
時間は分からないが、まだまだ外は暗いのがわかる。
頭と体には、たっぷりとさっきまでの酒が残っている感触だ。
フラつく足取りで恐る恐るドアを開けてリビングを覗き込んだ。
そして、そこに見えたものは、、、
息子がガッツポーズしながら一生懸命ワールドカップのスペイン戦を応援している姿だった。
「よっしゃー!同点になった!」
何が何だかわかっていない私に向かって息子は興奮しながらそう叫んだ。
時計は5時過ぎ。
「おい、まだ寝てる人がたくさんいる時間だから静かに見なさい」
私はそう言ってもう一度寝ようとした。
「寝るの!そんな非国民なことできんの?」
息子はテレビの画面に釘付けになりながら私に文句を言っている。
聞けば前半戦で1点入れられ、後半に入ってすぐに堂安選手のシュートで同点になったようだ。
息子はかなり興奮している。
半分寝ぼけながらテレビを見ていると、またすぐに田中選手が追加点のゴールを決めた。
「おおっ!」
ここでパッチリ目が覚める。
際どいプレーでビデオ判定になったからだ。
なんせ逆転。
決勝リーグに行けるかどうかがかかっている得点だ。
長い時間を経て、判定はゴールと認められ日本は逆転に成功した。
もう私も興奮状態だ。
そこからが長かった。
逃げ切ることだけを祈りながら心臓バクバクで試合終了を迎えた。
勝った。
良かった!
息子とハイタッチしようとしたがスカされた、、、
それからはハイライトシーンを何度も見返す時間となり、結局もう一度眠るという夢は果たせなかった。
あぁ、今日は一日中眠たい。
若い頃、眠らずに遊んだ感覚に似ている。
もう50過ぎの身体には嬉しいのと同じくらい辛い早朝となった。
それにしても同点を決めた堂安選手は格好良かった。
素晴らしかった。
24歳の若者に心奪われた。
コスタリカ戦で負けた後に堂安選手がつぶやいた。
「どんな状況であれ敵は相手じゃなく自分」
悟り切っている。
素晴らしい言葉だ。
一流選手の証。
どんなに泥酔していてもそれは自分で呑んだもの。
酒や一緒に呑んだ仲間のせいではない。
そう言っているのだ。
私も堂安選手のように一流の酒呑みになることに決めた。
力強く。
「cornさん、その調子!」
昼休みに眠くてしょうがない状態で、夢と現実の間を彷徨っていると、堂安選手の声が聞こえた。
「ありがとう、堂安選手」
君はクロアチア戦。
私はビール及び焼酎だ。
手強いぞ。
でも、お互い高め合いながら切磋琢磨してゆこう。
相手は違えど同じアスリートとして。
敵は自分だ。
よし。
すっきりした。
今日も飲もう。
自分という敵を倒すために。
ちょっとやそっとじゃヘコたれない。
だって、堂安選手に恥ずかしいじゃないか。
乾杯だ。
とことん行くんだ。
華金だ。
これ以上のステージはない。
自分という敵を倒すために。
今夜も。
ビールをこよなく愛しているみんな、きっとわかるだろう。
そうだ。
乾杯だ。
ムフフフフ。







