【11/27のビール】

ロング缶 : 3本

レギュラー缶 : 1本

芋焼酎ロック : 3杯


27日日曜日の晩酌は普通の酒量だろうか。

息子のサッカーの試合で帰りが遅く、飲み始めたのは23時近かった。

おかげで翌日は軽い二日酔いが多少長く続いた。

後悔などする訳ないが。



しめ鯖は遅い時間の帰りを見越して夕方に買っておいた。計画的な晩酌なのだ。本日の主役!


いつも登場、主食のような豆腐。


冷やしトマト。好きです!歯ごたえ!


時間が遅いので控えめオールスターズでいきましょう!


日本代表コスタリカ戦、惜敗に。


乾杯!


ブハーッ!

ギョッ!ゲギギガギギョググン!

(訳:ヨッ!征夷大将軍!)






本日は出社の日だったので電車に乗った。

通勤電車にまつわる話は尽きないほどいろいろな場面を体験したが、ここでは書かない。


私は電車マニアではない。

俗にいう鉄ちゃんではないということだ。


不思議なことに息子も電車にはハマらなかった。

プラレールなど電車関係のオモチャは結構持っていたがちょこっと遊んだだけ、それよりもクルマ大好きだった。

トミカのミニカーは結局は何台集めたのだろうか。

50台はくだらなかったと思う。


ずっと処分できないでいたのだが、4、5年ほど前に兄妹の部屋分割の際についに断捨離対象となった。



脱線した。

電車ネタだけに脱線してはいけない。


私は鉄ちゃんではないのだが、電車の運転手にはなりたいと何度も思ったことがある。

それも大人になってから。

正確にはサラリーマンになってからだ。


私は電車に乗る際、先頭車両に乗ることが多い。

比較的空いているというのが理由だ。

あくまでも比較的であって混んでいることには変わりない。


サラリーマンになる前は徒歩通勤ができるほどの近所に職場があった。

通勤のない職場を探していたから当たり前だが。


サラリーマンに電車通勤はつきもの。

テレビなどで噂には知っていだが、徒歩通勤しか知らない私にとって満員電車というものはそれはそれはモーレツなモノだった。


よくカバンを持って満員電車に乗っていたが鼻が痒かったので鞄から手を離して鼻をかいた後に手を戻したら、きちんとそこにカバンがあったという漫才のネタのような話がある。

日によってはそのようなことも多くあった。


先頭車両でもなるだけ前の方に行き、運転手の後ろのガラスにへばり付いて景色などを眺めることで気持ちだけでも混雑から逃れるようにしていた。


しかし唯一、私の満員電車での憩いの空間なのに運転手によってはガラスのブラインドなどをガシャッと閉めて全く見えなくする奴もいる。


なんたることをサンタルチア!

坂田も怒るぞ!的に絶望感の中、満員電車に揺られるのだった。


そんなイジワル運転手はどうでも良いのだが、私が運転手になりたいと思った理由はこうだ。

どんなにギュウギュウの満員電車でも運転席だけはガラガラの空間だから。

当たり前だが。


こちらは満員でもみくちゃにされ、ワキガのキョーレツなオジサンや、好きではない香水のニオイをプンプンさせたオバサンや、息の臭いオタク野郎や、後ろからスマホを私の肩の上に乗せて机がわりにしている女子高生などに囲まれて人格破壊されているのに。


運転手は涼しげな顔で「ナントカよ〜しッ!」などと志村けんの「怒っちゃヤーヨ」のような声を出している。


そして私達にはよく分からない、たぶん運転手にしか見えない中空の地縛霊などを指でさして確認し、頷いている。


ウラヤマシイ、ウラヤマシ過ぎる!

何が見えるんだ?そこに何があるんだ!


あ、違う。

満員電車なのにいつもガラガラスペースにいられるのがウラヤマシイ!


しかしガラガラといってもその後運転手は職場に出社するわけでもなく、どこかの詰め所に一旦戻って休憩などするのだろう。


一日の仕事が終わると満員電車に揺られて帰るのか?朝の出勤時もそうなのだろうか。


始発や終電の担当だったら宿舎に泊まるような気がするが日勤の人達はどうなのだろう。

ナゾだ。

しかしサービス向上のために運転手も満員電車を経験しておいた方が良いだろう。

私達がどのような思いで乗車しているか知っておくべきだ。

力強く。


もしも私達の気持ちを知っていたら、運転席後ろのガラスブラインドは閉めないはずだ!

開けておけ!

ケチ野郎!

イジワルするな!

二日酔いの乗客にもっと優しくしろ!

志村けんの喋り方の真似はやめろ!

何を言ってるか聞き取れないぞ!

それで過去に知らない土地で乗り過ごしたことがあるぞ!

出発時間ギリギリに私が走ってきたらドアを閉めずに開けろ!

私がみっともないじゃないか!

お前らの電車が遅れたせいで支線の乗り換えにギリギリになったのに、その杓子定規な対応はなんだ!

ふざけるな!

いい加減にしろ!

金返せ!

増税反対!

なんとなく何でも反対!



あ、失礼。


やっぱり運転手はならない方が良い気がしてきた。

第一、翌日に運転が決まっていたら遅くまで飲めない。

二日酔いなんてもってのほか。

何かあったらすぐ乗客に文句言われる。


大変なお仕事ですね。


サラリーマンが一番。

気楽な稼業ときたもんダ!

二日酔いでも寝ぼけていても、タイムレコーダ ガチャンと押せば、何とか格好がつくものさ!


では、今宵も二日酔いなど恐れずに思う存分飲んだくれようではありませんか!

ビールをこよなく愛する我々として!


ドンといこうよ!ドンとね!


あぁ、晩酌が待ちきれない。

ムフフフフ。