【11/26のビール】
ロング缶 : 3本
レギュラー缶 : 1本
芋焼酎ロック : 3杯
26日の土曜日。
またもや家族はそれぞれの用事で外出した。
私一人となり家事オヤジとなって孤軍奮闘した。
カレーの具材と冷凍庫に豚肉があったので家族全員大好物の豚汁を作ることにした。
ゴボウが無かったので私の生きる源になってきたカツオのたたきも買うため近所のスーパーに買い出しに出た。
たっぷり豚汁。
揚げを入れるとコクが増す。
ホッケの味醂干し。
焦がさないように気をつけた。
身が多く旨かった!
君を追い求めてさまよい歩くよ。
人生の大海原を。
土佐の黒潮に乗ってやってきたカツオさん!
いつでも存在感のある豆腐。
大好き!
トマト多めのキャベツの千切り。
大根の葉の塩漬け。
塩味が少なくてただの大根の葉!
控えめに頂いた豚汁。
揃ったね。
土曜日だからたっぷり飲むのだ!
週末の見栄、ビールはプレモル。
グラスにトクトク。
今日の幸せをビールの神様に感謝して。
乾杯ッ!
ブハーッ!
ギンガガゲゲガガゲゲグギゴゲゲガガギグガガゲゲガギガグガ!クソーッ!
(訳:新型セレナがででウチのセレナが旧型セレナになった!クソーッ!)
イケナイといわれていることをコッソリとやりたいと思うのは私だけではないだろう。
日本全国、いや、世界中の人たちが同様かもしれない。
そして思うだけではなく実際にやってしまうことは本当に快楽である。
今日はそのようなことをやってしまった日である。
敢えて「やってしまった」と書いているが本当は自主的にやりたかったので「やった」が正解だ。
私は50になる年に思いきって転職をした。
そしてそれを機に勤務する場所が自宅、いわゆる在宅勤務となった。
自宅で仕事をするのだが、その自宅の状況は孤独だ。
妻は仕事をしているのでその間は外に出ている。
二人の子供もそれぞれ学校なのでこちらも不在。
必然的に私が家の中に一人になる状況が生まれる。
ここでいう孤独とは一人のことだ。
1人は孤独だが、ムフフでもある。
ムフフとはそのようなことが自由にできるのだ。
ムフフ。
例えばコッソリと近所のヒトヅマ専業主婦と人知れずLINE交換などして連絡を取り合う。
「今、僕は一人だよ」
「えっ!わ、私も!」
「じゃ、じゃぁ、ムフフ」
といった感じですな。
まぁ、現時点で私の状況からするとそのようなことはまだ起きていない。
起きていないし起きたとしてもここには書かない。
人間だもの。
本日私が体験したイケナイこととは、世の中で以下のように言われていることだ。
それはイケナイことだよ!
そがいなこと、ヤメときんしゃい!
そんなんやったらアカンで!
イカンイカン、そりゃイカン!
しかし、そのように言われれば言われるほどやりたくなるのがニンゲン。
やらせてください。
やっちゃいます。
やっちゃったもんね。
コッソリと。
そして誰にも見られず。
その気になるコッソリとやってイケナイこととは何か!
そ、それは!
「ねこまんま」である。
なーんだ、と言わないで、、、
俗にいう猫のご飯ですね。
その昔、ご飯に汁物をぶっかけて猫に食べさせていたことから来ると思うが、そのようにして人間が食べるという行儀の悪い様。
やるとお母さんに怒られたあの食べ方なのです。
私はいつも昼飯は質素にするよう心掛けている。
朝食はとらない。
食欲がないなどと言う受け身な発想ではなく、進んで食べない。
食べるとカロリー供給過多となってしまうからだ。
心は常にダイエッター。
腹はいつでも減っている。
野獣cornなのだ。
しかし今日はやけに腹が減った。
10時過ぎ頃から「グウグウ」と胃が活発に動いている。
「今日くらいいいかな?」
もうすでにイケナイこと序章が始まっていた。
仕事をしながらも昼飯のことを考える。
何にしようか。
カップラーメンがいくつかあった。
袋ラーメンもある。
レトルトのパスタもある。
頭の中はムフフ状態になっていた。
しかし、何かもっとエキサイティングなものがあるはずだ。
何かが引っ掛かっている。
答えはずーっと奥の方。
お鍋ずっと奥の方。
おぉ!そうだ!
一昨日作った豚汁がちょうどよい具合の量で残っているではないか!
決まりだ!
今日は豚汁定食だ!
私は在宅でも律儀に12時から食事をとるようにしている。
エライね。
鍋に残っている、そろそろ食べないと腐ってしまうよ!というタイミング直前の一番うまいころ合いの豚汁を火にかける。
念のため熱く沸騰させて気持ちの上で菌を滅ぼそう。
グツグツと湯気を立てて豚汁が鍋の中で踊る。
クーッ!ウマそう!
茶碗にご飯をよそう。
まてよ。
キョロキョロと辺りを見回す。
誰もいないな、、、
当たり前である。
やっちゃおっかなー?
茶碗のご飯をどんぶりに移した。
どんぶりでは少しモノ足りなく感じるご飯の量だったのでもう少しよそうことにした。
ムフフ。
今日だけ。
一日くらいだったら太るわけないでしょ!
ムフフ。
振り返って湯気を上げている鍋に目をやる。
熟成した豚汁が呼んでいる。
ムフフ。
おタマで豚肉、大根、ネギ、ニンジン、こんにゃくがトロトロと絡み合ってるところを一気にすくう。
こぼさないよう丁寧にどんぶり飯の上にブッかける。
ムフフ。
このままだとちょっと見栄えが悪いので、ストックしている冷凍小ねぎをパラパラ。
熱々の豚汁どんぶりが小ねぎを溶かしてゆく。
ムフフ。
お茶と箸、豚汁どんぶりをお盆にのせてテーブルに置く。
遅れてcornも椅子に座る
ナマ唾ゴクリ。
ムフフ。
さすがにこれを写真に撮ってアップするのはやめておいた。
ムフフ。
箸を手に取り手を合わせる。
お命、いただきます!
ムフフ。
それっ!
ワシッ、ワシッ、ワシッ!
箸でご飯もろとも豚汁を一気に口に放り込む。
アチチ!
またもや口の中をヤケドした!
気にするな!
ムフフ。
これがウマいのなんのって。
味噌は日本古来から伝わる天からの授かり物。
白米と豚汁が調和しておじやのような深い味わい。
やーめられまへんなー。
どんどん食が進む。
あっという間にどんぶりが軽くなる。
カスカスと箸で器をこすり、米の一粒まで残さず食べた。
至福のひと時。
最強だ!
フーッ、満足!
あぁ。
またやってしまった。
禁断のヨロコビ。
昼下がりのイケナイこと。
後悔先に立たず。
キョロキョロと辺りを見回す。
誰もいない。
当たり前だが。
いそいそと茶碗一式をキッチンへ運ぶ。
一気に食器を洗ってしまう。
証拠隠滅完了。
後ろめたさが尾を引くが、そこまで含めてイケナイこと。
このヨロコビが忘れられず、またやりたくなってしまうのだ。
アダムとイブがリンゴを食べてから フニフニフニフニ後を絶たないのである。
(林檎殺人事件 byひろみ&希林)
明日は出社の日となった。
少なくとも昼下がりに一人でコッソリ禁断のヨロコビは味わえない。
しかし、大っぴらに禁断のヨロコビを味わうかもしれない。
ラーメンという名のヨロコビを。
やめられないのはビールで乾杯も代えがたいヨロコビ。
今宵も待ち遠しい。
ビールをこよなく愛する我々には禁断のホニャララというヨロコビがたくさんあるようだ。
ヨロコビは多いに越したことはない。
人生一度きり。
大いにヨロコビを味わおうではありませんか。
それでは今宵も
乾杯!
ムフフフフ。








