ロング缶:3本
レギュラー缶:1本
芋焼酎ロック:4杯
昨日も飲まずにはいられなかったので早い時間からそこそこ飲んだ。
後悔など全くないが。
昨日は娘の習い事の発表会だった。
妻と娘は早い時間からソワソワしながら支度などしていた。
息子もサッカーの試合があり予定がバッティングしてしまったのだが、娘の発表会は年に1度か2度くらいしかないので今日私が見にいくのは娘の方にした。
16時からの発表会なので会場での準備時間を考慮して13時過ぎに家を出ることになっていた。
先に妻と娘が出発する。
私は発表会開始の15分くらい前に会場へ到着するよう後から出るように予定していた。
昼も過ぎたので簡単な昼食を済ませて妻と娘が出発準備に取り掛かった。
私は娘に緊張しないで頑張るように優しく伝えた。
娘は黙ってうなずいた。
かなり緊張しているようだ。
「リラックスして、いつもの練習通りにやるといいよ」
私がそう語りかけると、娘は緊張した面持ちで私の顔をしっかり見ながらこう答えた。
娘「お父さん、今日は見に来ないでいいよ」
エッ!
私には理解不能な言語だが、娘は私に何かを話したがっているようだ。
可愛い娘だな。
怒。
落ち着け、落ち着くんだ。
私はウラ声になりそうな震える声を抑えて落ち着いて質問した。
私「ど、どうしたの?」
ヨシッ、声は裏返らなかった。
娘「どの友達も発表会を見に来るのはお母さんだけで、お父さんが来る家はないの。」
ガーン…
私「そ、そうだよね、」
ショボーン…
ヤケ酒確定の瞬間である。
娘が緊張して見えたのは、このことをどうやって伝えようかと考えている表情だったようだ。
「そ、それだったら早く言ってくれよー。そ、そんなこと当たり前のことだから、お、お父さんは怒ったりしないよ。き、今日は頑張っておいで!」
悲しみに打ちひしがれながら精一杯の言葉を絞り出した。
娘はとびきりの笑顔で、妻と一緒に家を飛び出していった。
なんだよ。
まったく。
そんな悲しみに打ちひしがれている私の背中をみて、いたたまれなくなったのか息子がこう声をかけてくれた。
「俺の試合も場所が遠いから、今日は見に来ないでいいよ〜!」
ガ・ガーン…
振り返ると満面の笑みを浮かべた息子が私のすぐ後ろに立っていた。
確かに場所が遠いし、車は妻が使うので試合を見には行けないのだが、今そんなこと言わなくてもいいだろう…
すぐにでもビールでこの悲しみを紛らわしたかったが、息子を見送るまでは待つことにした。
大人だから。
息子が出かけると、まずはランニングに出た。
今日は平坦な道コースだ。
夕日が良く見える河原で心の汗を流そう。
トコトコと明日に向かって走って行ったが、分厚い雲が空を覆っていて夕日などどこにもなかった。
ク、クソーッ!
自宅に到着したらシャワーを浴びて早々にヤケ酒の準備に取り掛かった。
今日はヘルシーメニューなんてクソ喰らえだ!
私はコーフンを抑えられず家じゅうにあるウィンナーというウィンナーを全てかき集めた。
嘘だが。
賞味期限が1週間も過ぎているウィンナーが冷蔵庫に眠っていたのだ。
かなりの量があったので、普通に作るものと激辛のものと2種類作ることにした。
小さく切ってある方が激辛の方である。
ラー油をベースにして上から七味唐辛子をドバドバと振りかけて炒めた。
私は辛いのがそれほど得意ではないので、結果的にはピリ辛といった具合の味に仕上がった。
先日、妻の実家から送ってもらったカツオのたたきにも慰めてもらおう。
冷やしトマトと豆腐を添えたら、こんな日でもやっぱりお待ちかねのビール!ビール!
考えてみれば、私も娘と同じくらいの年齢の頃は親と一緒にいるところを友達に見られたくないという気持ちがあった。
いつかそんな日が来るだろうと思っていたが、そんな日がこんな日だったのだ。
ションボリ…
明日は久々の出社日である。
出社だからと言って何をするでもなく当たり前のように今夜もやはり、ビールで乾杯といきますかな。
ムフフフ。



