【昨日のビール】
ロング缶:2本
芋焼酎ロック:3杯
昨日はなんだか体全体が少し弱っていたような気がする。
久々のランニングで汗をかいたら少しは良くなったようだ。
酒量は平凡といった感じだ。
何も気にもしないが。
今日のブログの内容に合わせて、昨日はジョッキでビールを飲んだ。
そう、ちょっと前のブログで書いたあの心霊写真の花瓶である。
もちろんきれいに洗ってあるので心配御無用である。
ビール、ビールと毎日のように雄叫びをあげながらビール大好きを豪語している私だが、ビールについて人前でうんちくを述べるほどの知識は持っていない。
つい先だって「クラフトビール」という言葉を調べて地ビールのようなものと理解したほどのレベルである。
まだまだですな。
私が初めてビールという飲み物を口にしたのは小学生の時だった。
コップに注がれたビールを飲むというようなことではなく、コップか瓶か何かに残っていた何滴かのビールをチビリ飲んだのだと思う。
コッソリだったか親が見ている前だったか記憶は定かでない。
しかしその時飲んだビールの味は今でも鮮明に覚えている。
「苦いッ」
ただその一言だった。
父親は当時ストライク瓶と呼ばれる瓶に入ったキリンビールを毎日1本だけ飲み、そのあとに芋焼酎のお湯割りを何杯も飲むという晩酌スタイルだった。
晩酌スタイルもちゃんと遺伝している。
当時はキリンラガーという銘柄はまだなかったと思う。
ラベルは今のラガーとほぼ同じだがビールケースに入れられたたくさんのキリンビールが家の台所の隅にいつも置いてあった。
あの時に味わったビールの味は大人になってから飲んだビールの味のどれにも当てはまらない。
今考えると、もう一度飲んでみたい実に美味しい苦みの効いた味だった。
その印象を持ちながら育った私は、若いころ進んでビールを飲むということはしなかった。
お酒が飲める年齢のちょっと前から飲んでいるが、あのビールの苦みよりもカクテルのような甘くて飲みやすい酒を好んで飲んでいた。
格好つけてジントニックを良く飲んでいた記憶がある。
そしてすぐに悪酔いして吐いていた。
情けない。
しかし、先だってもこのブログに書いたとおり椎名誠さんの本と出会ってからはバカ真面目にビールを飲むようになり、もう長い間中毒になっている状態である。
今まで飲んできた中で一番美味しかった(美味しい)ビールのことをここに記す。
いろいろな場面でいろいろなビールを飲んできた。
もちろん毎回ビールはウマいものである。
国産のビールはもちろん、外国のビールもいろいろと飲んだ。
椎名さんの本で学習した通り、ビールはやはり麦100%が良いですね、ということでできるだけスターチなどが入っていない種類が好みである。
もちろんスターチが入っていても美味しいビールは美味しいのだが。
プレミアムモルツ、ヱビス、最近では一番搾りも美味しいですね。
スプリングバレーはお高いが味は値段の分だけある。
サントリーのマスターズドリーム無濾過ナントカも良いですな。
ゴクっと飲んだ後にツンと鼻の奥に残るあのホップの味は格別だ。
妻の実家がある新潟に帰省すると、たまに顔を出すなじみの店がある。
女将さん一人、板前さん一人のこじんまりとした割烹料理屋だ。
2階建ての建物の1階にある店で、入口の玄関までは日本庭園風な細長い廊下になっている。
私のような日本の平均的ザ・サラリーマンからすると一見の客としては入るのを少しためらってしまいそうな店構えだ。
格子戸のような引き戸を開けるとカウンターに立っている板前さんが正面に見え、奥の方から女将さんが優しく迎えてくれる。
料理も海の幸、山の幸を織り交ぜて大変美味しいものばかりだ。
一度ノドグロを出してもらったがあまりのおいしさに気絶した。
嘘だが。
子供を連れてゆくので、お子様向けのメニューもきちんと考えて出してくれる。
「いらっしゃーい、まずはビールですねー」
こちらから頼まずとも、久しぶりに来る私にそういって生ビールを持ってきてくれる。
銘柄は黒ラベルだ。
ジョッキもきちんと冷やしてあり、その中に注がれた黄金色に輝くビールの上に見事にのせられたクリーミーな泡が見えただけでもう堪らない。
その時点で一回ゴクリと唾をのむ。
お盆にのせてジョッキをこちらへと運んでくれる。
右利きの私の右手に持たれたジョッキの中で黄金色のビールと真っ白いクリームの泡の境目に霧のような霞がモヤモヤとかかっている。
またここでもう一回唾をゴクリ。
私のようなビールのセミプロから言わせてもらうと「完璧」の状態のビールなのである。
そしてついに、家族の分の飲み物がそろうと
「カンパーイ!!」
待ちわびたその最高のビールがゴクリ、ゴクリと喉ゴシさわやかに食道を通って胃袋へと流れていく。
「プハーッ、これだ。いやぁ旨い!!」
眉間に皺を寄せて、このお決まりのセリフが自然と口から出る。
私の独断と偏見による至福のビール世界選手権ダントツ優勝•主演男優賞である。
いやぁ、旨いのなんのってそれは皆さんのご想像通りでごさいます。ハイ。
ジョッキの中のビールがなくなるか、なくならないかどうかという位の絶妙なタイミングで
「もう一杯いかがですかー?」
などと言ってくれる。
接客も最強ですな。
妻の知人のご家族が経営しているその割烹料理屋とは結婚前からのお付き合いである。
お店が終わってから、食事などご一緒させていただいたこともたびたびある。
そのような時にはあの女将さんに私がビールを注がなくてはいけないのだが、あの見事なビールには敵わないのでいつも恐縮してお酌する。
しかし、私が注いだそのビールをいつも「美味しい美味しい」と言って飲んでくれる優しい女将さんなのである。
コロナの影響でなかなか帰省もできておらず、割烹料理屋へも3年以上顔を出せていない。
しかし、近いうちにまたあの美味しいビールを頂戴しに新潟に帰省することを計画しよう。
ちょっと先になりそうだが。
今夜はその女将さんの至福のビールを夢見て、ビールをこよなく愛する人々と共に乾杯することにしよう。
やはり今日もビールで乾杯なのだ!
ムフフフ。

