【昨日のビール】
ロング缶:2本
芋焼酎ロック:5杯
またもや芋焼酎ロックの量が増えてしまった。
後悔などしいないが。
昨夜は習い事で帰りが遅かった娘が麻婆豆腐を食べていた。
私の分はなかったが、その時間はかかりつけの医者に内緒にしている柿ピーをすでにたらふく食べている時間だったので全く気にしない。
昨日は始業前の早い時間に、息子が世話になっている中学の担任から我が家に電話がかかってきた。
在宅勤務なので家には私しかおらず自然と私が受話器を取ることになる。
息子は今修学旅行で京都・奈良を訪れて楽しい日々を過ごしているはずである。
「なんだろう?」
受話器の向こうで年配女性の担任は少し焦った様子だった。
嫌な予感がした。
ものすごいスピードでいろいろなことが頭をよぎる。
トラブルに巻き込まれた、事故にあった、持ってきてはいけないものを持ってきていた、などとネガティブなことばかり思い浮かべながら、携帯電話からかけているであろう聴きとりづらいその担任の声に集中した。
「息子さんのことで報告しなくてはならないことが起きましたのでお電話しました」
そら来た。まずいぞ。
私はいつでも謝ることができる体制を整えるべく謝罪に必要な失礼のない言葉を頭で探しながら話の続きを聴いた。
「昨日のお昼に息子さんと行動を共にするグループのメンバーに発熱者が出まして…」
おお、そうか。
私の息子が原因で何かが起きたわけではなさそうだ。
まずは一安心。
しかし、まさか息子も途中退場で帰ってくるのでは…
あまり話がお上手ではないことで有名なこの担任は、私に対して要領を得ない話を続けている。
「発熱した生徒は昨日そのまま帰宅させましたが、息子さんは行動を共にする時間が非常に長かったので…」
要は濃厚接触者とまではいかないが、念のため食事の際はテーブルを他の生徒と離すこと、マスクの徹底を促すことなど少し制限のかかった行動になるということを伝えたかったようである。
「わざわざありがとうございました。」
そういって電話を切った。
息子はいつもと変わらず問題なく活動しているとのことだった。
ホッとした。
コロナのおかげで出発前からいろいろ今までと違った対応をしてきたが、出発してからもいろいろと大変のようだ。
息子には修学旅行を最後まで楽しく過ごしてきてほしい。
昨夜はいつものランニングに出かけたのだが、2つあるランニングコースのうち久しぶりに丘の上コースを走った。
最近はもう一つの平坦な道コースばかり走っていた。
丘の上コースには先日もブログに書いたがスズメバチ抗争が勃発しており避けていたのである。
そろそろスズメバチの巣は駆除されたかな?という確認の意味も込めて走りに出た。
丘の上コースとは私が勝手につけた名前だが、坂道が多く高低差約110メートルほどあるなかなかの難コースだ。
アップダウンが激しく、実は最初から最後まで完走したことは一度もない。
なんせ最初の5分間で一気に70メートル近い標高差まで登りが続くため、心臓のためにも最初はウォーキングでスタートする。
順調にウォーキングからランニングに切り替え、見慣れたコースを進む。
スズメバチの巣があり、通行しないようにという注意書きがあったポイントは丘の上コースの終盤に差し掛かる頃に現れる。
ゆっくりとしたスピードで心地よい汗を流しながら進んだ。
コース全体の3分の2を過ぎたあたりで赤い三角のカラーコーンが見えた。
近づくと注意書きもそのままだった。
まだハチの巣は駆除されていないようだ。
この慎重に慎重を期すハチに弱い私が、いきなりスズメバチに出くわすのはあまりにもリスキーなのでランニングに出る前にちゃんと調べて出てきた。
スズメバチは種類にもよるがほとんど夜の活動をしないそうである。
スズメバチというよりはハチ全体が夜はおとなしいそうだ。
よって、ハチの巣駆除などをするときは夜がおすすめだそうである。
昆虫界の反社会的組織の構成員といったイメージがあるスズメバチだが意外と規則正しく、昼間は縄張りの見回りで私たち善良な一般市民に睨みをきかせ、夜になるとお家でおとなしくしているのである。
なんとなく親しみが湧いた気がする。
あまり近寄りたくはない相手だが。
しかるに本日も安心して丘の上コースで汗を流しに行くことにしよう。
冷蔵庫で私の帰りを待ちわびているキンキンに冷えたビールとの再会を夢見て。
明日は宿敵と対決の日。
作戦会議の名のもとに、やはり今日もビールで乾杯だな。
ムフフフ。

