「時の扉」


発売 : 1993/4/17

品番 : TOCT-7025

購入日 : 2009/5/3


WANDSの2ndアルバム。

5thシングル「愛を語るより口づけをかわそう」と

同時リリースで、シングル、アルバムともに

4週連続1位を取った記念すべきアルバム。

なお、このアルバムからキーボードが

木村真也に変わっている。


こちらは、お宝.倉庫にて250円。

他店でも容易く手に入る。


それでは、楽曲紹介。


1. 時の扉

作詞 : 上杉昇 作曲 : 大島康祐 編曲 : 明石昌夫


4thシングル&アルバムタイトル曲。

作曲は、元メンバーの大島康祐が担当しているので

ストック曲と見られる。

シンセがメインのサウンドで非常にノリが良い

ポップな楽曲に仕上がっている。

詞は、上杉さん曰く「自分を励ます内容」。

ただ、無理やりにでも前を向こうとしている主人公

という感じが強い。


2. このまま君だけを奪い去りたい

作詞 : 上杉昇 作曲 : 織田哲郎 編曲 : 葉山たけし


原曲はDEENの「このまま君だけを奪い去りたい」。

曲構成はあまり変わらず、ロングトーンが

WANDS盤の方が強く響き、

心をこめて唄うにはこちらの方が個人的には良い(笑)

詞は、景色がすぐに浮かんでくる言葉選びはさすが!


3. 星のない空の下で

作詞 : 上杉昇 作曲 : 柴崎浩 編曲 : WANDS


シンセとエレキがメインのポップな作品。

サビは30秒程度で耳に残りやすいメロから

何かのCM曲でも良さそうな雰囲気。

アレンジはメンバーのみで、間奏のエレキの早弾きはすごい。

詞は、死んだ友人に宛てたような内容で

「星のない空の下」は都会を表している。

ベストアルバムにも収録されている。


4. もっと強く抱きしめたなら

作詞 : 魚住勉、上杉昇 作曲 : 多々納好夫 編曲 : 葉山たけし


3rdシングル。

WANDSの中では最も売れた曲で

作曲は多々納好夫さんがWANDS作品の中では唯一の楽曲。

柴崎さんのストラトが心地よく奏でるイントロ、

間奏では得意の早弾きが聴けるギターメインのポップ作品。

Aメロのリフがシングルバージョンとは異なるので

正式にはアルバムバージョンである。

詞は、CM起用曲だからか、魚住勉さんも参加の共作。

初々しい男女間の様子を描く。


5. ガラスの心で

作詞 : 上杉昇 作曲 : 柴崎浩 編曲 : 明石昌夫


ロックでテンポの速い楽曲。

エレキのリフはシンセと上手くシンクロしていて

聴いていてわくわくしてしまう(笑)

間奏のソロは圧巻で、全体的に初期のB'z作品に

雰囲気が似ている。

詞は、孤独に耐える男性の様子を描く。


6. そのままの君へと…

作詞 : 上杉昇 作曲 : 大島康祐 編曲 : 明石昌夫


シンセがメインのバラード。

エレキはリフとカッティングに専念していて

ベース、ドラムは打ち込み。

ラストのサビ前にエレキがスライドメインのソロで盛り上げる。

ボーカルは、ロングトーンが多いので

上杉さん得意のビブラートが心地良い。

詞は、遠い過去の失恋を回顧する内容。


7. 孤独へのTARGET

作詞 : 上杉昇 作曲 : 川島だりあ 編曲 : 明石昌夫


川島さんらしい勢いのあるポップ調。

音量大きくしてたら、ちょっと驚くかも(笑)

エレキはアルペジオとカッティングで

ベースは基本的に横ばいに譜が並び

ラインがしっかり整っている感じ。

詞は、「孤独」に狙われると表現するのは

個人的にすごい表現だと思った。


8. Mr. JAIL

作詞 : 上杉昇 作曲 : 柴崎浩 編曲 : 葉山たけし


エレキがメインの軽快なロック。

ベース、ドラムは打ち込みで、

この曲はエレキのためにあると言っても良い。

詞は、何かすごい苛立ちをぶつけている感じ。

ライブでは2番のBメロの歌詞が

「根も葉もない 何故か僕のLove Story作られ

有害だらけの 誰かの匂う愛だけ咲き誇る」

「どこかの胡散臭い評論家が 何やらほざいてるけど

本当のRock'n Rollなんて カート・コバーンでも

きっと わからねぇだろう」

と唄われた。

相当、辛かったのだろう…。


9. Keep My Rock'n Road

作詞, 作曲 : 上杉昇 編曲 : 葉山たけし


初の上杉さん作曲。

手拍子とコーラスで構成されていて

良い意味で力の抜けた、息抜きのような曲。

詞は、決意を描いた内容で

「瓦礫の中をずっと歩き続けよう」と締める。


10. 世界中の誰よりきっと (Album Version)

作詞 : 上杉昇、中山美穂 作曲 : 織田哲郎 編曲 : 明石昌夫


原曲は中山美穂&WANDSの「世界中の誰よりきっと」。

多くの方が聴いた事のある曲だと思う。

こちらはアコースティック調にアレンジされていて

上杉さんのメインボーカルとなっている。

メロディーは、さすが織田哲郎(笑)

耳に残りやすいし、サビまでのキーの調整も完璧。

詞は、中山美穂との共作で

景色を表現している箇所が上杉さん担当であろう。



◦ アルバムの総評

WANDSの方向性がポップに固まったと言ってもいい。

(この路線が後に悲劇を生むのだが…)

バラードは少なめで、ノリが良い楽曲が多く

全体的にポジティブな雰囲気に包まれている。

オススメ 「星のない空の下で」