「Versus」


発売 : 1993/9/1

品番 : TFCC-88034

購入日 : 2010/9/7


Mr.Childrenの3rdアルバム。

前作から9ヶ月振りのリリースで

奇数曲が暗い曲、偶数曲が明るい曲という

コンセプトアルバムに近い構成であるため

タイトル曲は存在しない。


こちらは、TSUTAYAでレンタルしたのち、

ブックオフのジャンク品で108円で購入した。


それでは、楽曲紹介。

(全編曲 : 小林武史 & Mr.Children)


1. Another Mind

作詞, 作曲 : 桜井和寿


レフトから出るアコギの16ビートがベースの楽曲。

ドラムも16ビートで演奏されているので

アコギがリズム体に参加している構成。

ミスチルにはとても珍しくラストサビまでの間奏が

1分以上あるという、そしてエレキソロがない。

2010年公開の映画「Mr.Children / Split The Defference」でも

演奏され、すごいかっこよかったのを覚えている(笑)

詞は、都会の生活に少し疲れながらも

必死にもがいている主人公の話。


2. メインストリートに行こう

作詞 : 桜井和寿 作曲 : 桜井和寿、小林武史


ものすごく明るい曲(笑)

トランペットが参加している代わりにエレキの影が薄い。

とにかくサビで盛り上がるので

そこまでは、キーも低めで流れるように演奏されている。

個人的には、今唄ってほしい楽曲の一つ。

詞は、ボブマーリーが登場するくらい

陽気な恋愛の様子が伺える。


3. and I close to you

作詞 : 桜井和寿 作曲 : 桜井和寿、小林武史


前曲とほぼ繋がっていて、

楽器の構成も変わっていないが

エレキがけっこう歪んで演奏されているのが特徴。

ベースとシンセはところどころシンクロしていて

サビの前でドラムと交じり盛り上げ役を担っている。

詞は、メインストリートに行った後の二人、といった感じ。


4. Replay

作詞, 作曲 : 桜井和寿


3rdシングル。

ポッキーのCMソングに起用されたため、

「CMの枠内(30秒以内)で、耳に残るメロディーを」

というコンセプトのもとに作られた、と聞いている。

サビはしっかりと30秒以内に収まっていて

狙い通りで、すごいと思う(笑)

コードが目まぐるしく変わるところも

作曲者としての分岐点になったのでは?

他の楽器はメロを生かすために控えめになっている。

詞は、比喩を多用していて、綺麗にまとまっている。


5. マーマレード・キッス

作詞 : 桜井和寿 作曲 : 桜井和寿、小林武史


シンセがメインのスローバラード。

ベースラインが高フレットで目立つのがミソ。

どちらかといえば、小林さんがメインの作曲と

考えても良さそうな構成なので

ミスチルには珍しい曲調となっている。

詞は、付き合いたてのカップルの話。

マーマレード・キッスの例えはさすが桜井さん。


6. 蜃気楼

作詞, 作曲 : 桜井和寿、小林武史


テンポはやや遅めのロック調。

エレキが歪んでいて、ソロもあるので

田原さんは喜んでいるだろう(笑)

ボーカルが、少しやさぐれ気味に唄っているのも

さわやかなイメージからの脱却を狙っていたのだろう。

詞は、共作で孤独感や虚無感を蜃気楼に例えて唄う。


7. 逃亡者

作詞, 作曲 : 小林武史


ボーカルはドラムの鈴木英哉。

曲に桜井さんがかかわっていない唯一の楽曲。

何回かは聴いたが、イマイチなので省略(笑)


8. LOVE

作詞, 作曲 : 桜井和寿


ノリがとても良いポップな楽曲。

コード進行も少し複雑で転調も多く

キャッチーなメロディーとは対称的に

演奏するのは高校生の頃は大変だった(体験談)。

ベースとドラムはシンクロしていて

ポップの基礎をしっかり取り込んでいる。

詞は、三角関係を描いていて

たしか実話だったような気がするが

主人公はかなりわがままで強引(笑)

ベストアルバムにも収録された。


9. さよならは夢の中へ

作詞 : 桜井和寿 作曲 : 桜井和寿、小林武史


階段を上るようなエレキのリフから始まるバラード。

アコギのストロークやドラムも聴こえてくるので

バンドがしっかり参加している形となっていて、

間奏のソロもすごく良い。

桜井さんのロングトーンが、以前のアルバムよりも

上達した感じがするくらい上手い。

詞は、景色を捉えさせる比喩がとても素敵で

内容は、壊れそうな恋を描く。


10. my life

作詞, 作曲 : 桜井和寿


8曲目の「LOVE」をかなり緩くした感じの楽曲。

シンセだけではなくピアノも入っているので

そのあたりが軽さを出しているのかもしれない。

いわゆるサビが強調されていないので

流れるように進行するのが特徴。

詞は、「また失恋したわ~」てな感じ(笑)

でも、とてもプラス思考な内容。

「62円の値打ちしかないの?僕のラブレター」は

時代を感じるなぁ…。



◦ アルバムの総評

さわやかなイメージの楽曲と

今のミスチルに存在する内省的な楽曲が混在する

まさに「Versus」というタイトルにマッチしている。

前作の方が売り上げは上だが、

当時の葛藤や苦悩が伺えるのはこちらだろう。

オススメ 「Replay」