デイブレイク
あなたの白いシャツが ブルーに染まる
夜明けに ほんのり 淡く浮き立つ
はだけた胸元には 細かい汗が
手のひらで そっと 拭ってあげる
どうぞ このまま 今のままで
過去も未来もなく 時よ流れないで
しあわせは少なめで かまわないから
あなたが眠りながら 私の身体
無意識に探す 指を這わせて
愛 このまま 動かないで
すべらせた指先 私の頬を撫で
そっと 口びるにふれ 寝返りを打つ
愛 このまま 動かないで
この一瞬だけで 全て報われるわ
しあわせは 少なめで かまわないから
哀しみも 少なめに 過ぎるといいのに
ボートの二人
ボートは揺れてた 小さな波に
はてしなく広がる 夏の空長い午後
恥ずかしそうに 揃えた膝が
僕には海より 眩しく見えた
麦藁帽子を かぶりなおして
僕は小さく 深呼吸
ボートは揺れてた 小さな波に
はてしなく広がる 夏の海長い午後
陽に灼けた 君の長い脚を
薄目を開けて 僕は見た
麦藁帽子を かぶりなおして
僕は大きく 深呼吸
つれない夕暮
冬はつれなく 暮れて行く
都心のビルの一角も
ヒューと寒さに風が鳴り
誰もが 足早に歩み去る
そんな たそがれに二人して
じっと向き合う喫茶店
手持ち無沙汰に時間は過ぎて
肝心なことは 何も言えない僕がいる
行きたいところは ないから
どこでも きっと同じだろう
しばらく ここにいるかい
君も それでいいのかい いいのかい
僕は 退屈な男かな
君は つれない女(ひと)かな
手持ち無沙汰に 時間は過ぎて
せつない心に満ちる はかなさ ひと啜り
行きたいところは ないから
どこでも きっと同じだろう
しばらく ここにいるかい
君も それでいいのかい いいのかい