国境のハーモニカ  池永 陽 | 何気なく … でもなく …

何気なく … でもなく …

  自然・そして人・・・
 何かを感じている、そんな日々を

池永さんは、「珈琲屋の人々」以来かな

「北に帰るわ」そう言い残して

日本を去っていった在日朝鮮人の少女、スーイン

想いを寄せ合いつつも

ついに成就することのなかった初恋の記憶

 

鋳物職人の章之は

出稼ぎ外国人たちや在日三世のフウコとの

心の交流を通じて

冷え冷えとした日常に

温かな血が通いだすのを感じる

 

彼らに導かれるように

かつてスーインが託していったハーモニカを

章之は探し始める

 

体がちぎれるほどに疼く

悔恨と恋情

ピュアな心を呼び覚ます感動長篇

 

 

百合が原公園から

エゾフウロ

 

エゾカワラナデシコ

 

 

 

きょうも、皆さまとともに ” いい日 ” で ありますように

corin papa