天のシーソー  安東 みきえ | 何気なく … でもなく …

何気なく … でもなく …

  自然・そして人・・・
 何かを感じている、そんな日々を

こちらも、初めての作家さん

一篇一篇が抱きしめたくなるような

切なさとユーモアに満ちた珠玉の連作短編集

ひとしずくの海

家の出窓に並べてある鉢が

みんな外を向いていて違和感を覚える

褒められたいみたいと言ったら

ママは、あっさりと認めた

”目かくし道”で連れていかれる別世界

 

マチンバ

山に住むのがヤマンバなら

町に住むのがマチンバ!

不気味な老婆の家を、みんなでピンポンダッシュ

 

針せんぼん

五歳と三歳の兄弟との約束を守れなかった

その彼らの帰って行った道を

追って行ったが …

 

天のシーソー

ちょっと気になる転校生

彼が最も隠しておきたかったと思う

彼の家の秘密を、図らずも …

 

ラッキーディ

何をやってもついていない

しかも電話で脅され

クラス全員の住所を教えてしまった …

 

毛ガニ

料理用に贈られてきた毛ガニ

妹が、海水を分けてもらって水槽で育て始めた

その妹の病気を治すため

海に放してあげようと ・・・

 

明日への改札

妹が中一に、ミホが高校生に

家の事情で郊外に引っ越ししたが

都会の生活が忘れられず

久しぶりに出かけて、友達と再会するのだが

 

 

近くのパン屋さんでは

 

 

 

 

 

きょうも、皆さまとともに ” いい日 ” で ありますように

corin papa