MAJESTA

日本ブランド101番目

 

"MAJESTA JAPAN"と刻印されたコンビレンチを見つけました。

日本向け専用商品と推定しますので、コンビレンチの日本ブランド101番目として登録します。

但し、残念ながらブランド元は不明です。

ちなみに、ボディー形状は燕三条の工具商社である高儀から出ているノーブランド(中国製)と全く同一です。

なお、MAJESTAという英語は存在せず、セイコーとトヨタが使用している造語です。

日本ブランドとして認定した理由は、後述します。

 

・表面に"MAJESTA JAPAN"と刻印された凹尖りパネルです。

・AIGOにも同じような凹尖りパネルがありましたが、パネル長さが異なります。

 

・燕三条の工具商社である高儀から登場しているノーブランド品(品番CW-12)と比較します。

・全く同一形状であることが分かります。(表面、裏面ともに下側が高儀ノーブランド)

・裏面の"CHROME VANADIUM"刻印も同一です。

・高儀ノーブランドは中国製とタッグシールに表示されています。

・したがい、MAJESTAモデルは、高儀ノーブランド品と同一で、中国製と言うことになります。

↓高儀ノーブランドに貼られていたタッグシール(Made in China表示あり)

  

 

★日本ブランドとして認定した理由

・"MAJESTA"という工具ブランドはアメリカを含む海外で全く検索に引っかからず、海外ブランドでは無いと言って良いと思います。

・MAJESTAは正式な英語では無く、MAJESTY/皇帝からの造語であり、トヨタ車名により日本で一般的になりました。

・したがい、このモデルは海外ブランドでは無く、日本で販売することを前提に作られたモデルであると考えるのが素直です。

・もっとも、日本でもMAJESTAというブランドの工具は検索でヒットしませんので、マイナーな存在(少数のみ販売)だったのだと思います。

・前述の通り、このモデルは高儀と同一品であることから中国製と分かります。

・"JAPAN"と刻印されていることとの整合性を考えなくてはなりませんが、日本でのみ販売するのであれば、"JAPAN"と刻印することは関税法で認められているようです。

・さすがに"MADE IN JAPAN"は原産地を偽ることになりますので認可されませんが、中国製に"JAPAN"と刻印された工具は実際に存在し、コンビレンチでもその例を1つ知っています。

・この"MAJESTA"モデルを輸入したのは高儀ではないかとまず考えましたが、高儀からはMAJESTAという商品は出していないと回答を貰いました。
・したがい、日本の誰かが、高儀モデルを生産した中国メーカーに対し、高儀モデルと同一型に日本で一般的な名称になっている"MAJESTA"と刻印した商品をオーダーしたのだと考えます。
・"日本の誰か"とは、数ある日本の工具商社のいずれかだと思います。
・もっとも、このMAJESTAモデルを見かけることはこれまで全くありませんでしたので、恐らくワンロットだけの生産&輸入だったと推測します。
 

・6本セット(12mm~22mm)で手に入れています。

・メルカリで入手しましたが、出品者がジャンク品としてバケツ一杯いくらで買った中に入っていたとのことです。

 

★MAJESTAと登録商標

MAJESTAはトヨタ独自の商標と思っていましたが、実はトヨタよりも10年前にセイコーが腕時計のブランドとして商標登録していることが分かりました。

 

↑セイコーの商標登録(1985年)

MAJESTA文字のデザインも登録していて、同じデザイン(字体)がコンビレンチに使われています。

 

↑トヨタの商標登録(1995年)