私が学ばせていただいている岡山政経塾のメーリングリストで推薦図書の紹介がありました。
福沢諭吉さんの
お墓は、何度かお酒を持ってお参りさせていただいたことがありました。
しかしながら、
恥ずかしながら、学問のすすめは、拝読していませんでした。読んでみようと思います。
以下、転載です。
ちくま新書
現代語訳
学問のすすめ (斉藤孝)
『福沢諭吉』、と言えば、『学問のすすめ』
「天は人の上に人をつくらず、人の下に人をつくらず。」
で始まる同書はあまりにも有名です。
一万円札にも肖像が描かれていますから、まず知らない方はいないと思います。
しかし、皆さん。
その「学問のすすめ」を全文読んだことはありますか?
この現代語訳の著者、斉藤先生は大学で教壇に立っておられるそうですが、大学生数百人にこの問いを発したところ、誰一人読んでいなかったということでした。実は三宅も読んだことはなく、教育産業御用達の退屈な古典的教養書?程度の認識しか持ち合わせておりませんでした。
明治初期の物資の限られた時代に、70万部もの大ベストセラーとなり、国民の10人に一人が読んだと言われています。最近のNHK大河スペシャル「坂の上の雲」で福沢諭吉の話が出てから興味を持つようになり、書店で見かけたのを契機に手にとって見ました。
しかし、その内容は衝撃的なものでした。
■一身独立して、一国独立す
■愚かな政府は愚かな民が作る
極めて明瞭簡潔で庶民に親しみやすい表現を用いて、国のあるべき方向性、そのための政治・行政が為すべきこと、そして国民が心得るべきことを説いています。そうした姿勢の集結点が「学び問うこと(学問)」である訳です。
こうした命題は現代でも、学者・マスコミなどで議論され、政治・行政の課題、将来の日本の国家像が問われ続けています。もちろん、岡山政経塾内でも多くの側面から研究・検討・議論が行われているのは、皆様ご存じのとおりです。
明治人の気質(あるいは気骨)というものは、現在からみると一種の憧憬の対象であるように表現される場合があります。恐らく、その由来の多くはこの福沢諭吉の思想によるものではないでしょうか。明治維新から150年、日本人の精神はどれほど進化したのか、むしろ退化したのではないかと深刻に考えた次第です。
国家最高額紙幣とは、諸外国であれば、国家元首クラスか建国の英雄の肖像が描かれるのが通例であります。我が日本国最高額紙幣1万円札の肖像は、かつては日本国最初の憲法を制定したとされる聖徳太子でしたが、現在は坂本龍馬でもなく、西郷隆盛でもなく、福沢諭吉です。何故一私立大学の創設者がそれほどに評価されているのか、この歳になるまで漠然と疑念を感じていた自分に忸怩たる思いとなりました。
一読の価値ある、お薦めの新書です。
この冬休みには、息子二人(16歳、14歳を交え、輪読会を開こうと思っています。
5期生
三宅雅 拝