去年からはファスティングなどもやるようになり、食に対する執着も落ちてきたこの頃、前々から気になっていた酵素玄米を始めました。

長岡式の講習を受けましたが、内容については、よくわからないこともあり、本当かなあ、、、と思うようなこともありました。
しかし、とにかく以前に食べた酵素玄米がおいしかったこと、そして、その講習でいただいた漬け物が至極おいしかったことが決定打となり、圧力鍋と保温ジャーを購入。それから毎日、褐色の玄米を食べています。

最初は一升のお米でご飯を作るのが大変のような気がしていましたが、何度も作って慣れてくると、作る過程も楽しく、今では仕事の合間の息抜きに(作るのは本気ですが。)ほどよい作業になっています。

圧力鍋で炊いた小豆入りご飯を二升入る保温ジャーに入れ、もう一回作って保温ジャーを半分半分にして、ひたすら待ちます。三日たつとこんな感じになってます。手前は微妙に色が薄いのですが、二日遅い時間差で作ったので、まだ反応がさほど進んでいない状態です。

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一日に何回か空気を入れるためにしゃもじで返すのですが、7日もたつと、もちもち感が高まって、まるで餅米のよう。玄米を保温するだけでこんなことになるのか、と驚きです。

ネットなどで調べると、小豆のタンパク質とお米の糖分が適温で混ざり合いメイラード反応が起き、メラノイジンという成分が発生、これが抗酸化作用を持っているのでとても健康的なご飯になっている、とのこと。しかも、このご飯には、酵素は含まれていない、という意見もあり、じゃあ、そもそも酵素玄米って名前は?というような疑問もわき出て、?状態になってます。誰かもしこの辺をすっきりさせられる人がいたら教えてください。

でも食べてみると、そのもちもち度と裏腹に、とにかく口あたりが軽いので、体が楽です。食べ続けると、より体へのよい影響が感じられ、とにかく胃腸の状態がよいし、肌の調子もよくなっています。酵素玄米、好みもあるでしょうけれど、少し体調の悪い人とか、気分的につらい人とかの常食にすればよいような気さえします。この軽さと、得られるパワーのバランスは、普通の食べ物とは全く違う世界です。

昔のお赤飯って、実はこれだったのではないか、とも思います。働く手を止めて何日もかけて火を絶やさずに酵素玄米を作り、健康的なご飯を家族で食べて人生の節目を祝う、という習慣があったのではないでしょうか。

そんなことを夢想しながらめでたいものを毎日食べることができるのですから、ありがたいことです。

最近は、玄米を炊く前に浸水して発芽させてから酵素玄米にしています。発芽酵素玄米です。これは、効能的にはよくわかりませんが、玄米のパワーが取り入れやすいような気がします。


酵素玄米は炊くのが大変、という方には、玄米と水を入れておくだけで発芽も炊飯もできてしまうというこんなものもあります。
http://hatsugagenmai.co.jp/

この炊飯器で玄米を炊くと、圧力もしっかりかかっておいしく炊きあがるそうです。茶道家のFさんによると、『圧力鍋で炊いたような美味しさ』とのこと。
発芽の温度管理や炊飯の調整、保温時の管理など、工夫が色々ありそうですが、テクノロジーはこういう風に活用されるのが正しい感じがします。

私は旧式でいきます。。。なにかとアナログですので。。。最近ややがんばってデジタル化していますが、やはりアナログが気が楽です。


十何年、玄米を食べていますが、発芽酵素玄米は玄米食の最終形態の一つではないかと思います。