ナショナルジオグラフィックのサイトで、こんな記事がありました。
核融合発電の実現へ、一歩前進
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20100129001&expandEUや日本でも核融合に関する研究は進められていますが、きわめて難しいとされてきた核融合発電が、
『10年以内に核融合発電所のプロトタイプを稼働できるかもしれない』
とまで言われたのは多分初めてのことなのではないでしょうか。
これが実現すると、アメリカは膨大な量のエネルギーを得ることになります。オバマさんの、核兵器廃絶への発言も、これと関係があったのだろうと思います。今後、核融合プラントが世界中に普及するまで、この分野には最高の人材と、可能な限りの財源が注がれることになるでしょう。
IT革命は産業革命以来の大きな変革だと言われますが、核融合発電は、人類が立ち上がって火を使うようになったのと同じくらい重要な変化だと考えられます。クリーンで無尽蔵なエネルギーを手にしたとき、人類はどこに向かうのでしょうか。
いろいろな問題が瞬く間に解決するということではないでしょうけれど、これまで、エネルギーの奪い合いで多くの戦争や国家間の争いが絶えなかったわけですから、そういう意味ではかなり期待をしてしまいます。
これがきっかけとなって、より争いの少ない社会、穏やかで住みやすい世界になっていくことを心から望みます。