【こんにちは 赤ちゃん】
『静香!ご苦労様』淳の言葉に 涙が溢れた

その優しい時間を破る様に義母は『また男かい…やれやれ』と気に入らない様だ
涼は 義母の腕から逃れて静香のところに来ようと体をねじる
義母は 抱え切れずに下に降ろした
富良野の父は廊下から入って来ない
しびれを切らし淳が呼びに出た
静香は義母に『この子は “拓”と名付けます❗️自分の道は自分で切り開いて欲しいから…退院したら自分等で届けますので…』堅い意思を伝えた
『勝手に決めたらいいよ!長男じゃないんだし…』とあっさり承諾した
反対を覚悟で 話したのでホッとした…と
同時に長男と次男では こんなにも違うものかと実感した

程なくして 父が姿を現した
義母は父の顔を見るなり『お父さん、今度は好きなだけ…抱いてやったらいいですよ💢涼の時の様に抱くな!と事情から言っただけで1年も根に持たれたらたまったもんじゃないからね💢』
淳は無理矢理に義母を病室から連れ出した
『お父さん ごめんなさい!でも来てくれて 嬉しかったょ…涼にも漸く会ってなかたでしょう』
父は『ちょっと見ない間に大きくなったなぁ~』と涼を抱き上げ…『兄ちゃんの顔つきになってる~大したもんだ 』と微笑んだ
涼は拓を指差し『アータン…アータン…』と父に教えている
小さいが兄貴だなぁ~と益々顔が緩む
そして静香に『母さんは変わってないな!静香 大丈夫なのか?香ちゃんも心配してたぞ 辛くはないか?』
静香は大丈夫だと父に言った
『あまり先ばかり考えない様にしている 本当は先の事を考えないといけないかも知れないけど!その日その日 精一杯生きていこうって思ったら 辛い事も 明日には消えるって思えるから…』と涙を隠しながら話す静香のその涙を父は見逃さなかった
『富良野に来たら いつでも寄りなさい❗️鍵はあるだろう!お母さんも~孫やお前に会いたいだろう 線香でも…』
それは父の優しい言葉だった
『仕事があるからこれで帰る』と涼の頭を撫でた
その時 涼は父の手を掴み『じぃ~じぃ~』と呼ぶ 父の目には涙が…涼の目線に父は姿勢を落して『涼!お母さんを頼んだぞ!拓の事もな』そう云うと病室を後にした
その後 義母と淳は涼を連れて帰って行った

小さなベビーベットでは拓がスヤスヤ寝ている 静香も眠りに落ちた
知らせを受けた仲間達が入れ替わり立ち替わり病院を訪れた
面会時間など あったものではない!
聡はあまり頻繁に来るものだから
中山先生に拓の父親と間違えられ
みんなから笑われていた
静香は とっても 幸せだった…
この先に起きる大事件も予想出来ずに…
📖次回予告✏️
【青天の霹靂】
義父が静香を…
全てを壊した
義父は 何故 こんな仕打ちを…
順調に生活していたのに…

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