【青天の霹靂】

『涼!大丈夫?』

そして淳の居る畑に向かった
凄いスピードで道を走る自分の家のトラックを見て 淳は除草機を降りた
トラックが畑の端に停まった
淳は駆け寄り運転席のドアを開けた
ただ事ではない!
静香はハンドルを強く握り手を離さない
そして小刻みに震えて前を見ている
涼はシートを握りしめたまま とっても厳しい表情をしている
淳は動かない静香を揺すり
『静香!おぃ…どうしたんだ?何があったんだ!』静香はその声にやっと反応した
ゆっくりと淳の顔を見て
『お義父さんが~お義父さんがね~襲ってきた…』と言った途端大声で泣き出した
涼も…泣き出した
淳はふたりの様子を見ても何が何だか?
理解できないでいた
静香に麦茶をひとくち飲ませた
少し落ち着いた静香は涼を抱き寄せて涙を拭いながら事の一部始終を話した

『死んだら…どうしよう』

おもいっきり蹴飛ばして突き飛ばして
山を猛スピードで下りてきた

『大丈夫だよ💢仮に死んだって仕方ない💢』と淳は怒りに震えていた


一方 通い畑では義父が静香の攻撃でやられた腹を押さえてブツブツ言っていた

~死んでは いなかった~確実に生きている

静香がトラックに乗って行ってしまったので徒歩で山を下りるしかない義父なのだ
自ら面倒な事を起こしておきながら…
今…歩いていたら近所がうるさい!面倒な事には関わりたくないと これまた 勝手な考えを巡らしていた
仕方ないので ひとり草取りをはじめた

静香が思う程もなく心も体もダメージは
少なかった様だ
そんな義父でも生身の人間だ!
暑さも感じ 喉も乾けば腹も減る(全てトラックに積まれたままだった)
義父は山を仕方なく徒歩で下りようか?
思いあぐねいていた
その時淳が義父の目の前に現れた


静香の方は 1度 自宅に戻り拓を連れ荷造りをして本家に身を寄せた
本家には淳が全て説明してくれて静香は説明しなくても済んだ
本家の人たちは優しく迎え入れてくれた
叔母が『正ちゃんも…なんて事してくれたんかね💢』と困惑顔…
静香に『子どもたちをみながら ここに居なさい❗️気兼ねはいらんよ!』と言ってくれた
本家も農作業があるので 皆 持ち場に出かけたが叔母は心配だからといって残ってくれた
そして静香の話を黙って聞いてくれた


通い畑では玄関口に腰をおろしタバコを
ふかす父親に『親父💢なんの真似なんだ💢』と詰め寄る淳

案の定…黙秘権行使の構えで何も言わない

『しゃべらなければ…済むとでも思ってるのか💢』

すると…父が口を開いた

『何を偉そうに…お前ら何様だ❗️嫁に来たら それくらい当たり前だべや~』

淳は 震えながら父親を殴った
父親よりも殴った淳の方が痛かった
そして父親を残し帰った
静香の悔しさが淳の全身を覆った

📖次回予告✏️

【青天の霹靂】

夕方になり…
淳の従兄の丸ちゃんが本家に来た
『叔母さん ここよりも…うちに静香ちゃんと子どもたち 連れて行く方がよくないか?』

丸ちゃんコト丸川さん
従兄といっても淳とはかなり年齢は離れていた 頼りになる人物で彼もまた農業経営者である

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