そうだった
小百合の出産予定日まで あと半月ない 静香は初産の小百合に気苦労をかけてしまったと 心が痛んだ…

今回の事で…
傷付いたのは静香だけではない事を忘れていた様に思う
由里子、小百合、淳…
義父の3人の子ども達の気持ちを静香は考えていなかった様に思い胸が痛んだ
そして静香の事よりも義父にその事を深く反省して欲しいと願った
農作業はどんな状況でも 待った!がない
おそらく この先静香が悩み考える暇さえ…
自然は与えてはくれないだろう
それが 救いでもあった
やらなければならない事が山ほどあった
こんな事で4人での暮らしが始まる事に
静香はしっくりこなかった
やはりこの家は義父母が居ての平田家で
主人をなくしたこの家は…
静香が居る事を拒んでいる様に感じる
小百合や義父母と闘っていた日々よりも居心地が悪い
色んな意味で大き過ぎる家なのだ‼️
義父母の苦労の思いが込められた大きさに思える

富良野も毎日暑い日が続いていた
農作業も汗だくで…
しかし心地よい疲労感でもある
農事組合の人たちや丸ちゃんの家から健一君そして由里子、本家の人たち…
自畑の作業も忙しい中でも大きな作業の時には駆けつけてくれた
小百合は8月10日予定通り無事に男の子を出産した
“翔”と命名した
静香も駆けつけたかったが 小百合は産後富良野に引っ越した義父母の家で過ごしていた事もあり藤田家の方にお祝いを届けて篤司に手紙を託した
まだ~義父母には会いたくない静香だった
義母は仕事を休み小百合のお産扱いをしていると聞いた
それはそれでよかったと静香は嬉しく思った
こんな事がなければ
小百合は頑なに嫁ぎ先で産後は過ごすと
譲らなかった筈だ

みんなの協力で麦刈りも終わった
義父がいた頃は購入したハーベスターを
けして他の農家に貸す事はなかったが
淳は自分の所だけではなく他の農家の
麦刈りに そのハーベスターをフル活用してたいへん喜ばれた
農業に関しては淳も静香も半人前以下で
義父母が居ない今…農事組合のみんな
丸ちゃん、本家 みんなの助言協力が
不可欠なのである
淳はまた やりたかった方法を丸ちゃんの協力を得て行った
むやみに勘で堆肥や肥料を散布するのではなく 1平方メートル当り何体導入したら良いか
PHの値も計算してなどなど…
静香にはわからない事をやっていた
そんな淳の姿を見ていて静香は思うのである
父たちの農業のやり方は それはそれで立派だと思う
自然と相談しながら永年の経験や勘を頼りに行う作業または“人とは付き合わない!代わりに迷惑もかけない”というやり方
けれど同じ仕事をやる仲間として助け、助けられ共に生きていく事も正しいのではないかと思うのだ‼️
📖次回予告✏️
9月に入り晩夏と秋の気配の中 本格的な収穫期を迎える…

🌷ご訪問ありがとうございます🙇♀️
🎸あなたに会えてよかった🐾
