時計通(つう)をうならせるブランド2選+1 | 腕時計専門店/福岡天賞堂 ソラリアプラザ地下1階

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1958年に福岡天神に創業した時計専門店です。
ハミルトン、ティソ、ノモス、オリス等、海外ブランドを中心に取り扱っております。
販売から修理まで一貫してお受けしております。

時計通(つう)をうならせるブランド2選+1

 

どーも、福岡天賞堂の店長村田です!

皆さんは腕時計を選ぶ際にどんな事を考えていますか?高額な腕時計の購入。せっかくなら拘りの1本を見つけたいですよね。
今回はそんな時に役立つ私なりの考え方をお話させて頂きます。是非最後までご覧ください!

 

■意外?当然?ブランド格付け

腕時計のブランドは様々ですが、おおよその価格帯によって格付けが有るのをご存じですか?

例えば100万円以上するようなブランドを『ハイエンドブランド』、30万円以上~100万円未満のブランドを『ミドルレンジブランド』、30万円未満のブランドなら『ローエンドブランド』と言われます。
上記の格付けは正式に定義された事ではないので、店やスタッフ、その他の有識者によって多少異なってきます。また、ブランド自体の格付けなので、例えば150万円の限定品を有するハミルトンであってもローエンドブランドに該当します。

因みに『ハイエンドブランド』のさらに上には『雲上ブランド』と言う領域も存在します。

 

■最も注目が集まるのがミドルレンジブランド層です

 

 それではもう少し焦点を絞ってみましょう。世界中に数百も存在する時計ブランドの中で最も層の厚いのが『ミドルレンジブランド』。価格帯も30万円~100万円と随分広範囲にわたっていますね。そして、世界中の時計愛好家達が常に目を凝らし、最も興味を持っているのがこの価格帯の時計ブランドなのです。

最も認知度の高い時計ブランド『ロレックス』もまた、このミドルレンジブランドに属しているのです。「ロレックスは高級時計」と思っている方も多いでしょうし、少し意外に思われたかもしれませんね。

数多のブランドが属するミドルレンジブランドは、その数の多さからブランドの存続も容易ではありません。質、歴史、マーケティング能力を要し、その時代のトレンドに合わないだけで消えてしまうブランドも有ります。逆に言えばミドルレンジブランドには、厳しい競争を勝ち残ってきた良質のブランドがいくつも有る。と言えます。

 10万円の腕時計を手に入れ大満足なあなた。そんなあなたに次におススメするのはミドルレンジブランドです。決断には更なる覚悟を要する事でしょう。

 

 ■このブランドの事をよく知らない?ようこそ!素晴らしい時計の世界へ

 

 ミドルレンジブランドの中で有名どころを上げると、ロレックス、タグホイヤー、オメガ等が挙げられます。いづれも紛れもない良いブランドだと思うのですが、少しメジャーすぎると思いませんか?そう思ったあなたは既に『時計通(つう)』です。

腕時計は趣味の世界。自分の腕時計も気になるし、人の腕時計も気になる世界なのです。そんな中で「あまり人と被りたくない」「自分だけのお気に入りが欲しい」と思うのはごく当然な事ですよね。

行く先々で手元を見られ、「ロレックスですか!」や「オメガですね!」「タグホイヤー!」等々・・・想像しただけで疲れてしまいそうに思いませんか?ここはスマートに「素敵な腕時計をされてますね」とサラッと言われたい。

ミドルレンジブランドの中には、メジャー過ぎず、有名どころにも負けない優良ブランドが沢山あるのです。そしてミドルレンジブランドの時計を手に入れて初めて、素晴らしい時計の世界へ入り込んだと言えるのです。

それでは今回は、その中で当店が正規販売店でもある2つのブランドをご紹介いたします。

 

■多くのデザイン賞を冠したドイツ時計ブランド『ノモス・グラスヒュッテ』

 

知る人ぞ知る時計ブランドがこの『ノモス・グラスヒュッテ』。ノモスと略して呼ばれています。

一見シンプルで普通に見えるデザインですが、実はデザインや技術で様々な賞を受賞している本当に凄いブランドです。このブランドの事を知れば知るほどあなたはノモスの魅力に取りつかれてしまう事でしょう。

他のブランドと違い、新作が出ても大きなデザインの変更は有りません。流行に流される事も無いので、1本あれば十分に満足できるタイムピースとなるでしょう。

何十年も共に出来る腕時計。それがノモスです。

 

 ノモスについて、詳しくは下記の記事をご覧ください↓

 グラスヒュッテとバウハウス『NOMOS/ノモス』

ノモス取り扱い一覧はこちら

 

■かつてスイスの時計産業を救い、そして今、地球の環境を救うスイス時計ブランド『オリス』

 

こんなにも使命感を持っている時計ブランドを他に知りません。時代の波に逆らいながらも自らに課した使命を全うする姿勢、チャレンジ精神を 応援したくなります。デザインや技術の垣根を越えて、「このブランドの理念が好き」と言える事に価値が有ります。

 40代、50代で時計に詳しい方なら知っているブランドでしょう。スポーティなデザインが幅広い世代に支持されています。当時の価格と比べると3倍近くにもなっていますが、ここにはブランドの成長が見られますね。
また新たな世代、20代、30代にとってみると、周りの同年代が着けている腕時計とは格が違い一目置かれるブランドでしょう。

 

 オリスについて、詳しくは下記の記事をご覧ください↓

 機械式時計界を救った独立系時計メーカー『ORIS/オリス』

オリス取り扱い一覧はこちら

 

■ワンランク上のブランドを選んでみてください!

時計の価値は価格で決まるわけではないと思っていますが、ブランドを所持する意義として、よりランクの高いブランドを選ぶ事は正義です。人生をより豊かにしてくれます。1000円の時計も1億円の時計も同じ時を刻みますが、時計はただ時刻を確認する為だけの道具ではありませんよね。ここまで読んで頂いた時計通(つう)の方にはご理解頂けるかと思います。

少し覚悟を持って手に入れた腕時計は、きっとあなたの人生を彩ってくれる事でしょう。

 

■【番外編】ミドルレンジに負けないスイス時計ブランド『ティソ』

 

これまでミドルレンジブランドの魅力をお話してきましたがここで番外編です。

昨今、様々なブランドの価格改定が行われているのをご存じでしょうか?今までの時計業界では類を見ない事が起こっているのです。ほぼすべてのブランドが2022年、2023年の間に20%~50%程の値上げを行い、この流れはまだまだ終わりそうにない気配。

 コストパフォーマンスが良いとされるハミルトンでさえ、人気のアイテムを選ぶのに16万円は予算が必要となってしまいました。もちろんティソも例外ではなく値上がりしているのですが、高性能なムーブメントを積んだ人気のアイテムでも10万円程で入手が可能です。そして幸運なことに日本での知名度はまだまだ低く、それでいて時計通(つう)の間では『ティソを選ぶのはセンスが良い』と好感を持たれています。

スイス時計業界と共に長い歴史を築いてきた、実は凄いブランドなのです。

 

ティソについて、詳しくは下記の記事をご覧ください↓

スイス時計産業の未来を担う巨人『TISSOT/ティソ』

ティソ取り扱い一覧はこちら

 

■まとめ

いかがでしたでしょうか。ただ単に『時刻を確認する道具として』や『TPOに合わせた時計選び』だけならば、ブランドに拘る事は不要です。しかし、その一歩先には趣味としての奥深い、素晴らしい時計の世界が待っているのです。時計通(つう)、時計愛好家と呼ばれる人たちがどのようにブランドを見ているのか、ご理解頂けたのではないでしょうか。

参考になればうれしいです。素敵な腕時計ライフをお送りください!

 

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