最後の巨匠/ユンハンス マックス ビル オートマチック | 腕時計専門店/福岡天賞堂 ソラリアプラザ地下1階

腕時計専門店/福岡天賞堂 ソラリアプラザ地下1階

1958年に福岡天神に創業した時計専門店です。
ハミルトン、ティソ、ノモス、オリス等、海外ブランドを中心に取り扱っております。
販売から修理まで一貫してお受けしております。

JUNGHANS(ユンハンス)は福岡天賞堂を含む正規認定販売店での購入品と、認定ではない並行輸入店という価格を下げて販売しているお店での購入品とで、定期アフターサービスの価格を大きく差別化しています。また、当店を含む正規販売店では並行輸入品の修理受付は出来ない場合がございます。予めご了承くださいませ。

 

JUNGHANS(ユンハンス))購入の際は福岡天賞堂含む正規認定販売店での購入を強くお勧めします。当店購入品に関しては会員価格で正規定期メンテナンス(オーバーホール)をお受けいただけます。

 

福岡天神の時計屋さん 福岡天賞堂はJUNGHANS(ユンハンス)の認定正規販売店です。

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最近、ちょっと体調が優れずお休みをいただいておりましたが、本日完全復活致しました(^^)/

体調を崩したときに感じる“健康時のありがたさ”…、しっかり体調管理をせねばと強く感じております。がんばります!

 

さて、今日から一挙に展示開始となりましたJUNGHANS(ユンハンス)のマックス・ビルシリーズ。当店は同ブランドをプッシュブランドに決定!!その中でもマックス・ビルシリーズに焦点を当てて、セレクト&展示をしていきます。

 

というわけで、本日はそのユンハンス マックス・ビルシリーズより王道のこちらをご紹介!!

 

JUNGHANS/ユンハンス Max Bill Automatic Ref.027 4700 00 ¥145,000+TAX

 

当店では、ドイツ グラスヒュッテが誇るマニファクチュール“ノモス グラスヒュッテ”に紐づけてご説明する機会が多い合理主義的・機能主義的な「バウハウス」というキーワード。

 

ご存知の方も多いでしょうが、元々は1919年にドイツのヴァイマルに設立された工芸や写真、デザイン等の美術と建築に関する教育を行った学校「バウハウス」の事を意味します。

 

このバウハウス(学校)にて教鞭をとり、「バウハウス最後巨匠」と呼ばれているのが、このモデル名にもなっている“Max Bill(マックス・ビル)”です。

 

 

1950年代初期、クロノメーター製造数において世界第3位という地位まで上り詰めたユンハンスは、プロダクトデザイナーのマックス・ビルにデザインを依頼。これによって生まれたキッチンクロックは、現代で言うところの「ミニマリズム」を極めた傑作でした。

 

そして、マックス・ビルは1961年にピュリスム(純粋主義)を志向した腕時計をユンハンスの為にデザイン。これが傑作“マックス・ビル”として現代に引き継がれる腕時計の始まりです。

 

 

今回ご紹介するマックス・ビルのRef.0274700は、1956年にマックス・ビルが初めてユンハンスのためにデザインした傑作キッチンクロックのデザインを、1961年に発表した腕時計のデザインに落とし込んだ代表的なモデルです。

 

ノンデイトとデイト付き、正直どちらを展示するか迷いましたが、あるポイントが決め手になりデイト付きを展示することにしました。これに関しては、後ほどご説明します。

 

 

全体はオリジナルに近い丸みを帯びたデザインです。

 

当時と同様に、風防はドーム状のプレキシガラス(プラスチック)を採用。耐傷性は高くはありませんが、ちょっとした傷であれば磨けば取れたり、大きく割れるためダイヤルに傷が付きにくく交換用の部品代も比較的安価…といったメリットもあります。

 

また、サファイアガラスにはない“あたたかみ”は、プレキシガラスの特筆すべきポイントの一つでしょう。

 

 

ダイヤルもドーム状のボンベイダイヤルで、針は先端が内側に曲げられたペンシル針を採用。シンプルながら夜光処理も施されており、機能主義的なバウハウスらしさを感じられるポイントでもあります。

 

中央部のアラビアインデックスはキッチンクロックと同じフォントを使用し、マックス・ビルの単純で純粋な数学的真実に基づいた美を追求した“らしい”トータルデザインに昇華されています。

 

 

ケースサイズは38㎜。

そのサイズ感と短いラグ、そして薄いケースにより素晴らしい着用感を実現しており、どのようなシーンにも合わせやすい実用性とファッション性を兼ね備えています。

 

 

薄めにデザインされたケースは実に素晴らしく、汎用ムーブを搭載した自動巻きとは思えないクオリティに仕上げられています。

 

マックス・ビルの特徴ですが、ラグを本体の裏蓋に近い部分から伸ばすことで縦のサイズを抑えることが出来、着用感の向上を図る工夫がされています。

 

 

裏はスケルトンではありませんがマックス・ビルのサインが刻印されており、彼の意匠を継いだデザインウォッチであることをしっかりと証明してくれています。

 

搭載するのはCal.j800.1。

2824-2をベースにユンハンスが手掛けた自動巻きムーブメントで、リザーブは約38時間、28800振動の安定したキャリバーを採用しています。

 

防水性は防汗程度なので、水に強いとは言えません。天気の良い日に合わせる特別な時計としてお使いいただければ…と思います(^^)/

 

 

さて、「デイト付き」と「デイトなし」どちらにするか正直かなり迷ったのですが、このRef.0274700はデイトのフォントと位置が良いということで、デイトありをプッシュすることにしました。

 

というのも、アラビアインデックスの一部として3時位置に設置することで、全体のデザインバランスを崩さないようにしているというのもグッドですし、そのデイトディスクのフォントがちゃんとアラビアインデックスと同じフォントなんです!!!

 

実用性を考える上で、マックス・ビルのデザインを崩すことなく逆に活かしたということ、さらにディスクの再塗装という手間が掛かることも踏まえると、このモデルは素晴らしいのではないかと・・・。

 

 

個人的にはユンハンスで一番おススメしたいモデルです(^^)

 

というわけで、今日はここまで。

気になった方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度福岡天賞堂まで遊びにいらしてください!

 

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