23日、24日と日本柔道整復接骨医学会に参加してきました。
初日は、実践スポーツ医科学セミナー「股関節のトレーニング」を受けました。
私も運動動作で重要なのは股関節だと思っていましたが、普通のスクワットより、
日本古来の相撲のトレーニングがとても有効で、安全という事が深く理解できました。
そして、実践スポーツ医科学セミナー2 野球選手における「肩機能の基本から眺めた評価と指導」
目から鱗です。
良い投手=姿勢が良い
肩、肘を壊している選手=姿勢が悪い
そして、改善の方法まで指導して下さりました。
2日目
足部まつりです。
大会会長講演「足とあしくびの解剖序説」
私も足の専門家ではありますが、人体解剖をもとに講義を受けたのは久しぶりでした。
発生学から、足の構造、筋肉の形態、靭帯などなど本当に初心に帰る思いで聴きました。
午後からは、足関節の第一人者である田渕整形外科クリニック田渕先生の講演『足関節内反損傷」
スポーツ外傷の7割と言われている位多発する足関節捻挫の概念、治療法、リハビリまで医師の立場から私たちに教えてくれました。
手術をした100例中、手術しなくても良かった例が75%とという割合。そして、ギプス固定の疑問。より、効果のある治療法を学びました。
そして、特別講演2 「果部骨折と距骨の亜脱臼における整復および固定法」
私が一番興味を持っていた講演です。
なぜかというと。
私が初めて現場で遭遇した怪我が足関節の脱臼および三果部骨折でした。
現場で応急処置をして、病院に搬送した経験から、エビデンスの確認と合理的固定が学べると思ったからです。
当院に来られる足首の捻挫をから見ると・・・
当院の来院割合
靭帯損傷3度 20%(治るまでに1ヶ月以上の大怪我)
2度 40%(治るまでに4週間程度)
1度 40%(治るまでに2週間程度)
そして、1度の30%の方が来院時は歩行時痛、荷重も出来ない状態から、治療後普通に歩いて帰ります。治療は、距骨の外側亜脱臼を推測とした整復&固定です。
距骨が基の位置に戻れば、可動域は回復します。そして、腫れもひきます。しかし、関節包に損傷があるので、多少痛みが残りますが、1週間程度で回復する例もあります。
レントゲンも有効な亞脱臼鑑別の検査となるが、ほとんどが正面像で撮影されるため、亜脱臼の鑑別ができないのです。本日、の講義では、果間関節を正面として内旋20度で撮影が必要とのこと。
確かに、正面では見えなくても、内旋位では関節の隙間が見えました。
学会では、新しい診療のガイドラインを作製する基になる発表など、本当に全国の先生方が研究されているということがわかりました。そして、整形外科のドクターもとても協力的で、医接連携がとれている地域がありました。政治的には、医師と柔道整復師は良い関係を築けていないかもしれませんが、このようにお互いを認め合うことで、新しい発見が生まれ相乗効果が出ていると思うのです。
もっと、多くの整骨院の先生が勉強すべきとも感じました。北海道からほんの数名です。
こんなに整骨院があるのに、学会認定柔道整復師が北海道は28名しかいないのです。
もっと多くの先生が集まれば、学会の会場も大きくなること間違いないでしょう。
ただ学会に出ることが良いのではなく、新しい情報を手に入れるためには年に1度の大事な学会は何が何でも出席すべきと私は思い、今年は当院林先生も一緒に勉強に行きました。
多くの先生が新しい情報を手に入れ、診療スキルの向上をして行くことが、患者様のためになると思うからです。
そして、7年前に学会で発表したことがありますが、そろそろ学会に発表できる研究もしたいと思い始めました。
初日は、実践スポーツ医科学セミナー「股関節のトレーニング」を受けました。
私も運動動作で重要なのは股関節だと思っていましたが、普通のスクワットより、
日本古来の相撲のトレーニングがとても有効で、安全という事が深く理解できました。
そして、実践スポーツ医科学セミナー2 野球選手における「肩機能の基本から眺めた評価と指導」
目から鱗です。
良い投手=姿勢が良い
肩、肘を壊している選手=姿勢が悪い
そして、改善の方法まで指導して下さりました。
2日目
足部まつりです。
大会会長講演「足とあしくびの解剖序説」
私も足の専門家ではありますが、人体解剖をもとに講義を受けたのは久しぶりでした。
発生学から、足の構造、筋肉の形態、靭帯などなど本当に初心に帰る思いで聴きました。
午後からは、足関節の第一人者である田渕整形外科クリニック田渕先生の講演『足関節内反損傷」
スポーツ外傷の7割と言われている位多発する足関節捻挫の概念、治療法、リハビリまで医師の立場から私たちに教えてくれました。
手術をした100例中、手術しなくても良かった例が75%とという割合。そして、ギプス固定の疑問。より、効果のある治療法を学びました。
そして、特別講演2 「果部骨折と距骨の亜脱臼における整復および固定法」
私が一番興味を持っていた講演です。
なぜかというと。
私が初めて現場で遭遇した怪我が足関節の脱臼および三果部骨折でした。
現場で応急処置をして、病院に搬送した経験から、エビデンスの確認と合理的固定が学べると思ったからです。
当院に来られる足首の捻挫をから見ると・・・
当院の来院割合
靭帯損傷3度 20%(治るまでに1ヶ月以上の大怪我)
2度 40%(治るまでに4週間程度)
1度 40%(治るまでに2週間程度)
そして、1度の30%の方が来院時は歩行時痛、荷重も出来ない状態から、治療後普通に歩いて帰ります。治療は、距骨の外側亜脱臼を推測とした整復&固定です。
距骨が基の位置に戻れば、可動域は回復します。そして、腫れもひきます。しかし、関節包に損傷があるので、多少痛みが残りますが、1週間程度で回復する例もあります。
レントゲンも有効な亞脱臼鑑別の検査となるが、ほとんどが正面像で撮影されるため、亜脱臼の鑑別ができないのです。本日、の講義では、果間関節を正面として内旋20度で撮影が必要とのこと。
確かに、正面では見えなくても、内旋位では関節の隙間が見えました。
学会では、新しい診療のガイドラインを作製する基になる発表など、本当に全国の先生方が研究されているということがわかりました。そして、整形外科のドクターもとても協力的で、医接連携がとれている地域がありました。政治的には、医師と柔道整復師は良い関係を築けていないかもしれませんが、このようにお互いを認め合うことで、新しい発見が生まれ相乗効果が出ていると思うのです。
もっと、多くの整骨院の先生が勉強すべきとも感じました。北海道からほんの数名です。
こんなに整骨院があるのに、学会認定柔道整復師が北海道は28名しかいないのです。
もっと多くの先生が集まれば、学会の会場も大きくなること間違いないでしょう。
ただ学会に出ることが良いのではなく、新しい情報を手に入れるためには年に1度の大事な学会は何が何でも出席すべきと私は思い、今年は当院林先生も一緒に勉強に行きました。
多くの先生が新しい情報を手に入れ、診療スキルの向上をして行くことが、患者様のためになると思うからです。
そして、7年前に学会で発表したことがありますが、そろそろ学会に発表できる研究もしたいと思い始めました。