目に写る物全てが、正しい。なんてことはないのよ | わたしのコレクション&アイテム

わたしのコレクション&アイテム

ここでは、私の数有るコレクションを紹介いたします。

今までに集めた数多くのコレクションの思い出話も取り混ぜて、紹介いたします。(*^_^*)

「目に写る物全てが、正しい。なんてことはないのよ。」

なんの気無しに、車でブラブラしていると、時折、妙な物を発見する。

例えば、警察の事故目撃情報の立て看板。
これは、クマさんが、みつけたものだが。

○月○日○時○分
この交差点で、事故がありました。
「色白のエスティマX黒色のセドリック」の事故を見かけた方は・・・。

さて、お判りだろうか?
漢字で、見ているから、さほど気にはならないのだが、声に出して読んでみると、おやっ?。
何がおかしいか、わかったかな。
担当者は、おそらく「白色」と書いたつもりなのだろう。
確かに意味は、間違ってはいないが。

建築途中の家屋には、○○建設だとか、○○住宅とか、書かれた防音幕とか、雨除けの幕が、垂らされている。

その家を覆っている幕にこう、書いてあった。
「技と心でつくる女心 」
それを見て、「?」と思った。
「最近の流行りか?」と思い、「たしかに、住宅業者も奥さん重視で設計する時代なんだろうな。世の中、変わったよな。」などと思っていた。

だが、よく見ると、実は、宀(うかんむり)が、見えていなかったのだ。
「女心」ではなく、実は「安心」
の文字だったのだ。


一方向ばかりから見ていると、物の本質を見逃す。そんな話。
そう、たいした話じゃないけどね。

いまは寂れた、とある港町。
昔は、賑やかで、アーケード街であったそうだ。
その通りは、いまや、国道からの逃げ道となり、商店街のアーケードもなくなってしまった。
その建物は、昔ながらの長屋風の三階建てアパート兼商店。
一階は店舗として使用され、二階、三階は住宅なのであろう。
毎回、その道を通る度に見ては、その建築物の古さに、懐かしさを感じた。
ある店舗は、文房具屋。
ある店舗は、本屋であったり、また、飯屋であったり。

とある夕方、その通りを偶然通りかかった。
いつも、道路から表側しかみていないが、みるからに頑丈なつくりの建物だ。
となりに乗っていたクマさんが、以前からこの建築物が、気になっていたらしく、「先の交差点で、ちょいと曲がってくれ」といった。
この建物の奥行が見たかったようだ。
建物を左に見ながら、左折する。
建物の奥行が、わかる瞬間が、いま来たのだ。

二人は見た瞬間、思わずハモって叫んだ。
「薄っす~!」。
建物は、予想外に奥行がなく薄かったのだ。
高さに比例して、奥行があるだろう。と想像してみたが、
見事に予想は、打ち砕かれた。

横幅は、正面一軒分と変わらぬほど。
例えるなら、商店一軒分は、サイコロを三つ、立てた感じ。
これが、一軒分の家なのだ。
この建物は、その一軒分を横に並べ、まるで塀のように立っていた建物なのだ。
全体をずっと見ていたから、一つの建物として、きっと奥行があるのだろうと我々は、錯覚していたのだ。
建物の対比は、ざっと横10:高さ3:奥行1 といった感じ。
通常の公団住宅より多分薄い。

帰り際に再び、前を通る。
よくみると、所々、裏へ抜ける小さな通りが、いくつもあった。
そこから、建物の奥行をみても、やはり建物は薄かった。
二人とも、芝居で使う「書き割り」みたいに感じたのだった。
(まあ、そこまで、薄くはないけどね。)

世の中には、視点を変えたりすると、見えなかった物が、見えたりする。
探してみると面白い。