アメリカ モンタナ州で、とんでもない緊急放送がテレビ上で流された。
「お住まいの地域で、墓から死体が起き上がり、住民を襲っています。画面のメッセージの指示にしたがい行動してください。決して、ゾンビを捕まえようとしないで下さい。」の文字が画面に。
アメリカには、国家の緊急事態には、テレビ上に警告が放送される緊急警報システムが存在する。
国家的な問題なら大統領自らが、国民に呼びかける事もあるこのシステム。
これを、ハッカーが妨害して、こんな放送を流したのだ。
さすがにハッカーも、「戦争」と誤解されるような、イタズラは、避けたのだろう。
もし、軽い気持ちで、「某国から核ミサイルが発射された。」とか、「攻撃された。」とかは、シャレではすまされない。
視聴者は、パニックを起こしかねない。
この放送は、ミシガン、カリフォルニア、ニューメキシコの各州でも流れた。
これに近いのが、アメリカの今は亡き俳優オーソン・ウェルズが、若い頃に演出したラジオドラマである。その放送は、とんでもない放送として伝説と化した。
1938年10月30日、CBSの「マーキュリー劇場」というラジオドラマ。
このラジオドラマの番組は、かなり不人気だったそうだ。
まだ、放送メディアはテレビは、1928年から放送開始されたが、都会だけであろうし、全米だとほぼラジオしかなく、ラジオが唯一の楽しみだったと思われる。
当時の、アメリカ国民の三人に一人が聞いていたとされる人気ラジオ番組に、不人気の歌手がゲストとして出ていた事により、放送局をかえたら、なにやら、現地レポートらしきものが聞こえ、何だかニュージャージー州が、とんでもない事になっているみたい。
ラジオドラマとして放送されたのはSF作家H・G・ウェルズの「宇宙戦争」
近年、トム・クルーズ主演でリメイクされたのを覚えているだろうか?あれだ。さかのぼれば、ジョージ・パル製作の「宇宙戦争」、その後、この映画を後日談にしたテレビドラマ。
などなどありましたな。
さて、ラジオドラマだが、前半は、ニュース仕立てで、宇宙人が攻めてきた様子をキャスターが現場レポートしているような演出。
アナウンサーのように台本のセリフを読んだり(ラジオ局だから、本物のアナウンサーかも知れないが。)、港が宇宙人による攻撃を受けている感じを出すため、船の汽笛を効果音で演出したりして臨場感を出したりしていた。
ドラマであるため、念のため、どこかに、必ず「これはドラマです。」とアナウンスを、入れていた。
番組後半から、役者たちによるドラマが展開するのだが、前半部の作りがあまりにリアルすぎて、ラジオを聞いてる人達は、本当に宇宙人(火星人)が攻めてきたと信じてしまったのだ。
田舎では、「宇宙人は、3本の長い足を持つ歩行機械( ウォーマシン・WAR-MACHINE )に乗っている」という話から、屋外のやぐらの上の水槽を、それと間違いライフルで撃ったとか。
番組放送中、放送局へ確認の電話が、ひっきりなしだったという。
この話は、のちにテレビドラマとして、当時のラジオ放送風景と、各地の騒動振りを再現、映像化された。
その後、ラジオ局と、オーソン・ウェルズは、パニックを引き起こしたと、訴訟を起こされるのだが、無罪、不起訴となっている。
なぜなら、ちゃんとアナウンスをいれていたから。前の方にあったでしょ。
この辺りを、しっかりオーソン・ウェルズは理解していたからかもね。
現代では、テレビ、ラジオ、インターネットに、電話と、確認する手段は多数にある。
だが、アメリカで一番信頼度の高いとされる「緊急警報システム」の放送をハッキングしたとなると、ハッカーも、かなりの事をしたもんだ。
日本では衛生上、遺体は土葬から火葬に変わったので、「ゾンビ」が、あらわれた」なんてのは、有り得ない。空想なので有り得ないが、火葬になっていない遺体なら、まあ、あるかもね。
例えば、病院の遺体安置所、いま亡くなられた方のすぐそば、自殺者発見など、まあ、いいか、この話。
そんなニュースが流れても、すぐさまイタズラとわかるけど、ニュースで「ゾンビが現れた。」なんては、すぐには表示しないと思うよ。
やるにしても、エイプリルフールにイタズラで、「東京湾に怪獣が、現れました。」とかいって、CG合成でも、見せてくれた方が夢がある。
やるなら、リアリティのある後世に残る映像で、語り草になる伝説を残してもらいたいもんだ。
ちなみに、現代でラジオで、これをやったのが、伊集院光。拍手!
彼が、週一で名古屋の局で、ラジオ番組のパーソナリティをしていた頃、放送された。
局アナウンサーの富田和音(かずね)の番組「富田和音株式会社」通称「富カン」(カンは、カンパニーの略)の中で。
名古屋港から、怪獣が現れ、名古屋の駅、繁華街を破壊しながら・・・。
なんて、番組を放送した。
たしか、リスナーには事前には、知らされなくて、当日、ドッキリ的な放送だと覚えている。
興味のあるかた、くわしくは、本人に聞くといいかもよ。
あえて、報道などで、リアルにはしなくて、「これから、どうなっちゃうんだろうね。」と、番組担当のパーソナリティであるアナウンサー、番組アシスタントと、話をしながら番組を進めて行った。
ような気がした。どうだったかな。

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