「2010年田舎の旅」 ・episode4(完) | わたしのコレクション&アイテム

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ここでは、私の数有るコレクションを紹介いたします。

今までに集めた数多くのコレクションの思い出話も取り混ぜて、紹介いたします。(*^_^*)



鳥取県境港市の「妖怪神社」を後にして、次の目的地へ移動する。

その目的地は米子市から南の山中、鳥取県日野町金持にある「金持神社」。「かもち神社」と読む。
名前からして、ありがたや、ありがたや。あやかりたい!

米子市内から、時間短縮のため米子道へ乗り、江府インターチェンジで降り、新見、庄原方面へ12キロぐらい進む。土曜日だから割引されて、安い!

国道181号線沿いに、この神社の駐車場があるが、そこは、「冬期タイヤチェーンの装着場」にもなっている。
国道脇に看板が立っているのでわかると思うが、いざ入ろうとすると入口が、やや小さいために、「ここかな?」と思い、入るには、ちょっとためらってしまった。

駐車場の隣に神社の売店が併設されていた。金持神社のお社の、すぐそばにも小さな札所もあるが、買いそびれた時でも、この売店で購入可能のようだ。ただし、売店も札所も夕方4時までの営業のようだ。時間には余裕を持っていこう。

さて、説明らしきものはここまでとし、神社への行き方。

さきほどの売店の後ろに、水色の橋がある。それを渡り、道沿いに山に向かって歩く。民家を越えた途端、右側に鳥居が立っている。

ただ、急ぎすぎて民家の脇を抜け、鳥居を見落とす可能性もあるかも知れない。あわててはいけない。歩いていれば、ちゃんと見つかる。

鳥居の下から急な石段がお社の境内まで続いている。登れきれば、お社に着く。
そう長く昇る距離ではないが、急な上に石段は、やや斜めになったり、かたいでいたりする。それを見ると、年月というものを感ぜずにはいられない。

石段を昇りきると、広くはない境内があらわれる。その右手側に小さいが歴史を感じさせる「お社」が鎮座している。山の神社の境内は、そう広くないから、少人数でお参りに行かれるのが望ましい。

金持(かもち)神社のある、日野町一帯は「たたら製鉄」に関係のある土地で、立て看板があちらこちらに立っている。「(金)属を精製し、(持)ち出す場所」、あるいは「持っている」という意味や「金属鉱脈を持った土地」から金持の名がきているらしい。以前読んだ話だと、そうだったような。間違えたら、ゴメン。
それが、最近になって縁起の良い地名と金運が結び付くこととなり、人々が訪れる場所となってきたというわけだ。

さて「たたら製鉄」と聞いて、ピンと来た人、いるかな? ジブリアニメ「もののけ姫」にも、でてきた言葉でもあるし、一つ目一脚の妖怪「一本だたら」にも、ゆかりある。

なぜ妖怪に関係あるかって?
長くなるが、こういう理由。
製鉄業は、鉄を精製するにあたり、高温の熱を必要とする。融解、熔かすわけである。
炉を温める炎の温度を上げるには風を送る「ふいご」を使う。今でいう送風ポンプ。そう、家庭用プールを膨らます黄色い足踏みポンプ、まさにあれだ。脚で「ふいご」を踏むことで、使うききあしは、太くなる。
そして、熱せられ溶けた鉄は、直視出来なくなるほど高熱と光りを発する。

溶けた鉄を近くで両目で直視なんかしないでしょ?見たら夜、目がチカチカして寝れなくなるかも。熱気で汗も出るし、片目をつむって、もう片目を薄目で見ながら作業していたようだ。

片目だけ開けて、片足でフイゴを踏む職人の容姿が、いつのまにやら、妖怪「一本だたら」のモデルとされたようである。
ちなみに「一本だたら」は、製鉄の神様としても崇められている。

当時の人達から見れば、優れた技術や高度な文明を持った人、外国人は、「鬼」や、「天狗」や「物の気」の類いに違いないと、思われたらしい。そんな風に見ていたらしいのだ。

例えば、鼻の高い外国人を「天狗」と見間違えたり、赤らむ顔の背の高い外国人を「鬼」と見間違えたりしたようだ。
だから、彼等タタラ製鉄の職人を「妖怪」や「山の精」としていい表していたのかも知れない。

由来は、これでわかってもらえたと思う。今では、名前からして、御利益の話しが、ちらほらあるようだ。

まあ、不景気ですから、神頼みってことで。

そして、この金持神社があるこの地域。川の中で釣りをする人達。ダムというより、川いっぱいに拡がった堰。煌めく水面と緑のコントラスト。のんびり走る単線の電車等、時間を忘れさせる、のどかな風景が展開している。この風景をカメラに収めたかったが、車の停車場所も少なく、時間もなかったので、次に、行きたい場所、撮影場所の候補の一つとして、記憶の中にとどめておこうと思った。

その光景は、なんだか、すがすがしい気分にしてくれた事には違いない。

今では日野町は、うまい「お米」の産地でも、あるそうだ。
なんだかわかる気がする。

さて、これで、大体、行きたかった場所には、行った。
あとは、帰るだけである。二日かけて、山陰地方だけなら500キロ以上走り抜けてきた、この旅も終わりにする時が来た。

また、江府インターチェンジまで戻り帰るとしよう。

時間に余裕があるなら、もう一日早く来たい場所であった。