航空自衛隊の航空祭にいって来ました。一口に航空自衛隊といっても、いろいろと部隊があります。航空救難隊(浜松)とか輸送隊(小牧)とか、教導隊とかあります。岐阜基地の部隊は「航空実験団」といいます。岐阜基地には、飛行機操縦の初歩のプロペラ機から、最新鋭機まで揃えています。
まずは、機体名のアルファベットについての勉強しましょう。AはATTACKER(攻撃機)の意味です。BはBOMBER(爆撃機)、CはCARRIER(輸送機)、HはHELICOPTER(ヘリコプター)、OはOBSABER(観測)、RはRECON(偵察)、TはTREANING(練習)、FはFIGHTER(戦闘機)の意味です。お馴染みF15Jや、F4JのFの意味はこれでわかりますね。ではRF4とはなんぞや?偵察用F4です。頭のアルファベットで、その機体の目的がなにか、これでわかりましたね。最後のJは、採用した国、日本をあらわします。イーグルやファントムは、アメリカ生まれだから、アメリカはAとなります。ちなみにヘリコプターの場合は、CH(輸送ヘリ)、AH(攻撃ヘリ)、OH(観測ヘリ)となります。
また対潜哨戒機、E2Cホークアイ、P3Cオライオンというのがあります。Eは、電子探索(ELECTRONICS INTELIGENCE)、エリントともいいます。Pは PATROLL(警戒)の意味です。FXは、開発中の戦闘機の意味になります。航空実験団は、航空自衛隊が有する全ての機体、実験機や、テスト機、開発機が揃っている珍しい部隊です。ここでの研究データが、航空機の改良に生かされるわけで、三菱T2を改良したCCV機(これは、機体の横や下部に三角翼カナード翼を付け動かす事により、機体の進行方向に対し斜めに向けたまま、真っ直ぐ飛ぶ事も可能。体を斜めにしたまま、歩く感じ。)やF15に代わるFSX開発機もあります。記号を知っておくと、航空祭がより楽しめます。
さて、こう言う事から、岐阜基地航空祭では、他の基地と違い、数々の珍しい飛行が見られます。F15と練習セスナ機が列んで飛ぶ珍しい場面とか。何が珍しいか?それは、セスナ機は最大速度、約350キロで飛び、F15イーグルは失速寸前の速度350キロで並んで飛ぶからです。他の基地では見られません。
保有している機体で編隊をくみ、飛行するのも非常に珍しいのです。でも、やはり目玉はアクロバットチーム ブルーインパルスによる、展示飛行でしょう。初代 F86セイバーから、二代目 三菱T2、三代目 川崎T4と機体を変えてきました。
機体のカラーリングは、新しい機体になるたびに、一般公募されます。ブルーインパルスは宮城県の松島基地を本拠地とし、太平洋金華山沖で訓練しています。今年の岐阜基地の天候は晴れたり曇ったりしていました。ブルーインパルスの飛行時には、曇り空となり、ちょっと残念。やはり青空でのアクロバット飛行が映えます。生のエンジン音が、いやでも気分を高めてくれるわけで、ついつい歓声があちらこちらから聞こえてきます。
航空祭の楽しみは、部隊のワッペンとステッカーの購入です。F4ファントメの改良型スーパーファントムのワッペンは、今では珍しいかも。時々、アメリカ海軍や空軍も航空祭に花を添えてくれます。Tシャツやワッペンの即売会もやっていたりするので、それも楽しみの一つです。首都圏では米軍基地でオープンハウスというイベントもあるので、行ってみるといいかもしれません。
航空祭にもハプニングは、あります。茨城の百里基地での航空祭のヒトコマ。当時は、まだソ連だったころ、ソ連の航空機が領空侵犯したので百里基地にスクランブルが、かかって航空祭のさなか、ファントムが飛んで行った事もあったそうです。航空祭に行くと、その基地の特色が見えてくるというのも、面白いのです。
静岡の浜松基地は、北基地と南基地が存在していて、北基地は救難隊。南基地は教育隊と、一つの敷地に二つの基地という運用をしています。やはり、基地の特色の航空祭が開催されるわけです。