あのアメリカンヒーロー「スパイダーマン」の有名なセリフ。別の顔をもったが故に、誰にも正体を知らせず、周囲から誤解されながらも、正義を貫くヒーロー。驚異的な力を持ったスパイダーマンは、己の過信から、大事な叔父を暴漢によって殺害されてしまう。「バットマン」のブルース・ウェインも孤独だ。幼い頃、両親を目の前で殺害された。両親が遺してくれた莫大な遺産を引き継ぎ悪と戦う事を決意する。彼の裏の顔を知るのは、彼の執事と僅か数名の協力者だけである。
「スーパーマン」のクラーク・ケントも例外ではない。新聞記者なのに、事件の詳細を知っていながら書けないし、編集長には怒られるし、ジレンマにおちいるわけだ。
みな、特別な力を持つが故に悩むのだ。スパイダーマンの叔父は普段から 「力を持つものは、その力に責任を持たなければいけない。」と、スパイダーマンである甥っ子に言い聞かせていた。哀しいかな、スパイダーマンは叔父が自分の身勝手で失った事から、それを後から我が身で受け止めなければならなくなる。古今東西、ヒーローの、置かれている立場は、変わらないようだ。
「電磁戦隊メガレンジャー」で、やはり、こういう問題はあったのだ。
敵側がメガレンジャーの正体を知り(高校生だったのだ!)、学校の級友を人質に取られ、手が出せなくなるメガレンジャー。友達の一人がケガをして、学校側や周囲がメガレンジャー達を責めるのだ。学校側は退学処分を通知してくるし、友人は、冷たい視線をビシバシ送ってくるし、いたたまれない状況となる。
しかし、それを知ったケガをした級友が、周囲を説得し、敵を倒し大団円を迎えるわけだ。
「シンケンジャー」でも、やはり、友達と会っていたシンケングリーン。友人が戦いに巻き込まれ、後悔するというのがある。彼の場合、偶然なのだが。「超力戦隊オーレンジャー」の隊長は、独身で団地住まいだ。部下が「隊長の家に遊びに行きます」なんてシーンがあった。敵側の「バラノイア帝国」に、ばれて攻撃されたら、団地なんて1番危ないし、実際そうなったら、矢面に立たされるのは明らかである。(雰囲気からして、高島平あたりじゃないのか?)これでは、本人も住人もたまらない。
防衛組織なら官舎ぐらいはあるだろうに。
一人のヒーローだと、難しいが戦隊だと共同生活で、なんとかなるのでは、ないだろうか。
でもさぁ、悪の組織ってあんまり夜に行動してないんだよね。それに、リアルに考えると正義の味方の組織に所属しているヒーローは、24時間365日フル活動って、それ、労働基準法無視してるよ。となると、「~レンジャー」は最低、3部隊いなきゃマズイ。8時間交代で。
あっ、もしかすると、来年は、戦隊物も「ワークシェアリング」の波が来るかも知れない。
放送だと3週間に一回のローテーションを組んで戦うのだ。一つの仕事(悪の組織)に対し分担作業で効率良く戦うのだ。
ヒーローだって休みたいはずだ。そうそう都合よく、悪い奴らが現れるわけではないだろうから。
し、しまった。また暴走してしまった。