ロボット教室って何をするところ? | Core Infinity Views

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『原点』を一緒に創るコーチ 若狭 喜弘 の視点を記します。

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 ロボット教室の「教室便り」を書きました。
 こちらでもお伝えします。

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 初めまして。若狭 喜弘と申します。ロボット教室の講師をしています。
 ロボット教室での出来事を中心にお話しします。

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 ロボット教室は面白いです。
 毎月新しいロボットを作っています。アドバンスコース(上級コース)まですべて受講すると、42種類のロボットを作ります。
 これらのロボット作りを味わうのも楽しいのですが、大勢の生徒さんの様々な個性や成長を味わうのもまた楽しんでいます。

 「速く作る」ことに関心がある生徒さんが多いようです。
 自宅で「早くしなさい」と言われているのかな、
 それとも宿題を早く終わらせた時に褒められたり、
 もしくはプラモデルを作るのが速かった時に称賛されているのかな、
 と思います。

 高橋智隆先生が考えたロボットを、テキストを片目で見ながらそれっぽく作るだけだったら、他の誰よりも速く作ることに価値があり、工作が得意、手先の器用な生徒が優秀となります。
 それは素敵な能力ですが、ロボット教室で身につけてほしいと思っていることは、そのような先天的な得意・不得意だけで決まることではなく、

  ・「こんなのできるかな?」と思い付いたアイディアを拾い上げる創造力
  ・「これは、あの技術が使える」と気づく発想力
  ・「工夫したらきっとできる」と思える粘りや自信

など、「創造のやり方」「気づくための考え方」「達成しよう、達成できるという意欲」といった、生きる力、地力を高めてほしいと思っています。

 同時に、他の生徒との優劣や強弱を比較するのではなく、個性の違いとして認めて受け入れてほしいとも思っています。
 競争心はモチベーションのもとになりますが、本当の競争相手は日本全国や世界にいます。
 スタート地点にいる者同士、小さなことで競うことなく、お互いに影響を受け合うことのほうが大切です。

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 一方で生徒さんは、そんなこととは無関係に、ロボットを作り、遊ぶことを第一にしています。でも、その中で知らず知らずのうちに、これらを学び、経験しています。

  ・ロボットを組み立てるコツ、動かす仕組み。
  ・テキストを参考に作り上げる達成感を得ること。
  ・ロボット同士を対戦させて勝つ方法を考えて実装すること。
  ・生徒同士の付き合い方。
  ・自分と他の生徒とは、興味や才能の方向が違うと気づくこと。

 結局、私の願いと同じ方向に向かっています。

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 入会された生徒さんへの一番最初のクラスに、「スタートアップ講座」があります。
 パーツの名前を知り、その中でギヤの仕組み、パーツや電池の扱い方を学びます。

 以前、私が受け持ったときには、右のような「質問」を授業の最初にし、「ロボット教室の約束」を伝えていました。
 ロボット教室で身につけてほしいことの別の表現です。

 一人一人の才能は違いますし、その才能の活かし方もまた違います。自分の才能に気づいて、決めて、切り開いていくしかありません。

 これらを教えることはできません。学校や家庭とは違う形で、ロボット教室がそのようなことができる場だと、感じてもらっていたら嬉しく思います。
 実際に、

  「あれ?」という顔をする生徒さんや、
  何をやったら怒られるか、
  境界を探す生徒さんもいました

 ので、何かを感じ取ってもらっているようです。ロボット教室は、自分の活かし方を学ぶ場にもなっています。