ロボットの寿命 | Core Infinity Views

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『原点』を一緒に創るコーチ 若狭 喜弘 の視点を記します。

Robots only eat old people / r80o
Robots only eat old people / r80o

 ロボット教室(小学生向け)の先生をしているもので、ふと心に浮かんだことがありました。

 それに、Webコミックですが、こんな作品も公開されています。


   『ロボ子ちゃんオーバーケア(あらい・まりこ)
    http://webaction.jp/webcomic/roboko_overcare/


 ほかにロボットというと、ご存じ「鉄腕アトム」や「ドラえもん」「鉄人28号」などがありますね。
 「ガンダム」「エヴァンゲリオン」もその範疇でしょう。

 ロボットについて、いくつか考察してみます。


★ロボットの目的や役割
 「人間の代わり」ですね。
 それは、

   ・人が少なくなった時の代わり
    (工場で、また、家庭でのコミュニケーションロボット)
   ・人より力を必要とするとき
    (工事現場、工場、介護の現場)
   ・人が行けない時の代わり
    (宇宙、放射能汚染地域、火山地帯、雪が深い地域、
     気温が低い地域)
   ・正確に同じことを繰り返す作業の時
    (工場)
   ・職人技を繰り返し使う
    (工場)


 確かに、ロボットは役立ちそうです。
 その代わり、『人がどうしてもできないとき』ではなく、『人の賃金を高いと感じたとき』にも人とロボットは置き換わっていきます。

 ロボット教室では、「おもちゃとしてのロボット」なので、人が操作することが好まれます。
 リモコンで操作するのがみんな好きなんだ。有線でも無線でも。
 でも、こんな目的や役割を考えたら、プログラムしたとおりに自動的に動かす技術を身につけたいよね。

 ロボットには、そんな目的や役割があります。


★ロボットの寿命
 「機械だったら永遠の命が得られる」

 『銀河鉄道999』でこんなセリフがあったような気がしますが、本当でしょうか?


   ・燃料、動力源の補給
    (映画「戦国自衛隊」では、最後は刀でやりあってい
     ましたね)
   ・燃料容器の劣化
    (ガソリンタンクも、原子炉も、使っていくうちに劣
     化するので交換しないといけない)
   ・本体の劣化
    (外装は、紫外線や放射線、温度で劣化。モーター、
     配線も次第に寿命を迎える。無理に力を加えた外装
     や関節部は壊れやすい。)
   ・プログラムがアップデートされない
    (自分で考えるプログラムが組み込まれていれば生き
     延びられるが、通常は型どおりの動きしかできない。
     そして、プログラムはほかの人が直せるように書く
     ことは大変)
   ・ハードディスク、メモリの劣化
    (回転数や書き込める回数に上限がある)
   ・コンピュータ(CPU)の劣化
    (例えば、5年経ってやらせたいことが変わった時、
     最初のCPUでは使えないことがある。パソコンと同
     じ。)


 イメージとして、100年でも200年でも動いていそうですが、
 パソコンや携帯電話を新しいものに買い替えるスピードを考えると、
 下手すると、5年くらいで「新バージョン」のロボットに替えなきゃならないようです。


★人の役割
 だとすると、人にはどんな役割があるでしょうか?
 「ロボットの目的や役割」を補うように、


   ・ロボット作成
    (まずは人間がつくらなきゃ始まらない)
   ・ロボットのプログラム作成
    (これも最初は、人間が書かなきゃならない)
   ・ロボットに記憶させる動作が妥当かどうか、検証役
    (例えば、ロボットに置き換えるために、工場でオ
     ペレーションをやってみて、手順が正しいか確認
     する)
   ・職人技を教える
    (やはり、教えるべき技術は必要です)
   ・ロボットが故障した時の代役として待機
    (人間活動に不可欠なロボットなので、ロボットが
     故障したら、当然人が代わりにやらなければなら
     ない。)
   ・ロボット技術者として修理
    (修理も人の役割ですね)
   ・役割が終わったロボットを廃棄
    (分別しましょう)


★まとめ
 ロボット研究者は、将棋の「電脳戦」だったり、ロボコンの対戦で勝つ方法を考えたりしています。
 もちろん、それは技術がアップするには必要な段階です。

 それに、「工場のロボット」「介助ロボット」「話し相手ロボット」など、実用化もされています。

 私にしても、ロボットをプログラムしたり、動く機構を考えたりするのは面白いんですけど、
 どれだけ高価で高機能なロボットも、5年くらいで廃棄するものだとしたら、あなたならどうしますか?
 ロボット教室のロボットはプラスチック製なので、次第にへたってきます。
 実際のロボットは、金属だったり、カーボンファイバーなど強い材料を使うのでしょうが、
 それだけ「確実に動く」ことが求められます。
 やはり寿命は5年くらいじゃないかな、と思います。

 こんな社会を迎える覚悟がありますか?