「安くないと消費者は買ってくれない」って本当? | Core Infinity Views

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『原点』を一緒に創るコーチ 若狭 喜弘 の視点を記します。

 「安くないと消費者は買ってくれない」

 この状況からの脱却を謳って、現在、日銀の施策は円の市場流通量を増大、円安に動かそうとしていると理解します。

 この効能通りに、日本国内で給料をもらう人の手取り金額の見た目が増えたとして、・・・・・・

 物価が上がったとしたら、結局同じものしか買うことはできません。
 同じ品質のものの値段が、上がっちゃう訳です。

 で、「手取り金額」は、あくまでも『平均値』です。
 今の雇用状況では、「手取り金額」が上がる人がどの程度いるのでしょうか?

 手取り金額が上がらない人は、生活が苦しくなるだけ。

 もし、「そのような働き方を選んでいる」という言い方をするのであれば、

    バブルの頃に「フリーターでもなんとかなる」

 と判断して、アルバイト生活に入った人にとって、多少は仕事が増えて、生活が改善されるかもしれません。

 でも、それは単なる延命措置です。
 根本的に生活を見直した方がいい時に、いたずらに年月を過ごさせることにもなります。

 もっとも、そこまで、該当する人にとっておこぼれが回ってくるかどうかわかりませんが。


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 で、

 「安くないと消費者は買ってくれない」
 「値段を高くしたい」

 というのであれば、円高状況でも、輸出企業が同じことを言えばいいのじゃないですか?

 「円高じゃ、海外で物が売れないから円安に」

 というのであれば、

 「安くないと消費者は買ってくれない」

 という思考と何も変わっていません。


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 日本人の思考パターンとして、

    ・付加価値をつける

 ことに陥りそうですが、海外では、いや国内でも、

    ・不要な機能がついて高価なものは敬遠される。
    ・必要な機能があれば、多少高価でも購入する。

 という、普通の感覚の人を対象にしなければいけません。

    ・ニーズに応じた製品やサービス提供
    ・(iPhoneのような)生活提案

 に活路があります。

    「技術はあるけれど、製品化されていない」

 というものが、企業の中に山のようにあるはずです。

 それの活かし方は?


    ・トップダウン型?
    ・組織の管理機能強化?
    ・全社一丸の目標設定?


 そうじゃないでしょう!


    『多様性を持つ』
    『責任の所在をはっきりさせた、権限移譲』


 個人の能力を発揮させる、組織運営
 ・・・・失敗は許させないと、怖いかもしれませんが、やってみましょう。

 「許される失敗」と「許されない失敗」をきちんと、最初に決めておきましょう。

 「許されない失敗」は、本来ほとんどないはずです。


 もし、「失敗が許されない」と考えているなら、
 「1回の失敗が許されない状況」をつくってきた、上の役職の人の責任です。


 以上、
 「円高、円安」は、たしかに影響力が大きなツールでしょう。
 ただし、問題とその解決は、そんなところにはありません。
 表に出てきている、見た目の裏で、別の目的のできごとが動いているかもしれません。

 『3年』
 3年先に、自分と周囲の人が幸せでいるために、今何をしたらいいか、冷静に眺めてみませんか?