先日投稿された英国の医師トム・ロートン氏のツイッターによると、動物界で最も酒に強いのはハムスター。その強さは別格だ。
「ハムスターはアルコールが大好きで、水よりもエタノール(アルコール濃度15%)を飲むことを好む。相対的に人間が死に至るような量にも耐えることができる」という。
ハムスターは酩酊しない
ハムスターがアルコールに強いことは、少なくとも1950年代から知られていた。ラットにアルコールを飲ませるには、遺伝子系統を選択的に交配するか、砂糖とエタノールを混ぜたものの味を覚えるまで慣らす必要があるが、ハムスターの場合は、「ペットショップで買ってきた個体に与えることができる」とフロリダ大学の中毒研究者ダニエル・ガリック氏は言う。
小さな酒豪を酔わせるのに一体どれほどのアルコールが必要かーー2015年にBehavioral Processes誌に発表された論文が一つの答えを示している。酩酊度を、ふらつきがないことを示す0点から転倒して起き上がれない状態の4点まで、スコアで評価した結果、ハムスターは最高濃度でアルコールを経口摂取しても0.5を超えることはなかった。
ハムスターの優れたアルコール耐性はライフスタイルへの適応の結果という見方があるが、前述のルプファー氏は「無糖のエバークリア(ウオツカ)のボトルをケージに置くだけで、ハムスターは大喜びする」と、その酒豪ぶりを話す。
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