記事を読んでくれた学生さんに会う | 昭和80年代クロニクル

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古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。

2週間ほど前だろうか。

アメブロの管理ページにアメーバ運営局からのメッセージにまざって

一通のメッセージが届いていた。

 

横浜国立大学の4年生の学生さんからだった。仮にМさんとする。

どうやら2年前に書いたピアスに関する記事を読んで連絡をくれたようだ。

当時の記事

 

メッセージによると、卒業論文においてピアッシングに関する研究を文献、雑誌研究、

参与観察(個人へのインタビュー、ピアススタジオ等)を行っていて、概要としては

身体加工、装飾、ジェンダーといった観点から、日本におけるピアスの変遷を巡ると

いうことを行っているらしく、オレのピアスの記事を読んで興味を持ってくれて、

卒論の素材としてZOOMでも対面でもいいのでオレにインタビューしたいとのメッセージ

だった。

 

なんと!オレごときの文章でそこまで興味を持ってくれる人がいるとは光栄である。

ただ、ご本人にも伝えたが最初はちょっとアヤシイかなと思った。

学生を装った勧誘とかかもしれないと。

 

でもメッセージを読んでみると文体もちゃんと礼儀正しいし、電話番号などの

連絡先もしっかり明記してある。

しかもわざわざ横浜からオレの地元まできてくれるというので熱意を感じた。

なので、この人は信頼できるかなと思い、メッセージでやりとりし会ってみる

ことにした。

 

で、先日、国立駅で待ち合わせ。

お互い顔はわからないが、Mさんにはオレがどういう服を着てゆくかを伝えた

ので、現地ですぐわかったらしく「ケン74さんですか?」と聞かれた。

 

Mさんはメッセージの礼儀正しさからも想像できるような感じの良い好青年だった。

 

ふたりで駅前のサイゼリアに入る。

ふたりとも昼食がまだだったのでまずは食事。

ランチが届くまで雑談。

 

学生ということもあり、Mさんはまだ23歳とのこと。若い。

はっきりいって、オレとは親子くらい年が離れている。

が、たまにはこういう若い人と話すのもいい経験だろうと思う。

 

今、卒論で使っている資料とかも見せてくれた。

しっかり勉強して偉いと感じた。

オレも一応大学はでているが、卒論をやらなくとも卒業できる大学

だったので卒論はやらなかった。

あとになってちょっと後悔していることもあり、しっかり卒論を

やっている学生さんには感心してしまう。

 

そんなМさんだけあって、オレのブログの記事を見つけてくれて

会いたいというメッセージを送ってくれたのは本当に嬉しいことである。

 

なんか、久々にオレの存在が人の役に立てるような気がした。

会社の役じゃなく、人の役というところがミソ。

 

インタビューはブログ記事の内容にそってやった。

Mさんはオレのピアスの記事を本当にしっかり読んでくれていた。

なのでオレも改めてピアスを開けた経緯を話した。

Mさんは聞き上手な印象だ。

若いのにピアスにかんする俗にいう白い糸の都市伝説とかも

しっかりしっていて勉強している様子だった。

記事内で書いたJOJOの空条承太郎のピアスのこともしっかりと

しっていた。

 

1時間弱ほどのインタビューが終わったら雑談。

 

ピアスについてネットでいろいろ書いている人は他にもたくさんいた

だろうけど、どうしてオレを選んでくれたのか訊いたら、

面白い人と話がしたいとのことだった。

他の記事とかも読んでオレのキャラを悟ってくれたのだろうか。

面白い人といわれたら嬉しいし、それがブログで伝わったのならば

ブログをやった甲斐があった。

 

Mさんはまた1時間半かけて横浜まで帰っていった。

最後「ブログ楽しみにしています」といってくれた。

お疲れさまでした。

今もこの記事読んでくれているかな。

どうもありがとう。

卒論の素材に選んでいただいて光栄です。

またなにかあれば気軽に連絡ください。

自分が力になれたかわからないけれど、良い卒論が書けることを

心より願っております。

 

久々に若い人と向き合って、オレもいい刺激になった。

まだまだ若い人と心が通じ合うなあと感じさせてもらった。

 

それと、カタチはいろいろあるけれど、自分のブログに影響を受けて

くれる人がいるというのはやはり嬉しいことである。

 

そう、考えてみればこのブログを開始したのは単純にコラムみたいな

ものを書くのが好きだということもあったけれど、出版関係の人の

目について転職できればいいなあというのもあった。

オレの力不足でけっきょくどこからも声はかからなかったが、

出版関係経験者を求めている職場があればまずはご連絡お待ちしています(笑)